石油・ゴム業界の被引用特許件数 1位はブリヂストン

2013年01月23日

ゴムタイムス社

 パテントリザルトは、独自に分類した石油・ゴム業界の企業を対象として、2012年の特許審査過程において他社特許の拒絶理由通知に引用された件数を企業別に集計した「石油・ゴム業界 被引用特許件数ランキング2012」をまとめた。
 この集計によって直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。
 集計の結果、2012年に最も引用された企業は、ブリヂストンの1361件、次いで出光興産の925件、住友ゴム工業の765件となった。
 1位のブリヂストンの2012年に最も引用された公報は、「天然ゴム、ゴム組成物及び空気入りタイヤ(特願2003―580388)」で、後発の住友ゴムの出願5件の拒絶理由に引用された。また、2012年にブリヂストンの公報によって拒絶理由通知を受けた件数が最も多い企業は横浜ゴム。ブリヂストンの205件が引用され、横浜ゴムの144件が拒絶理由通知を受けている。

〈石油・ゴム業界 被引用特許件数ランキング2012 上位10社〉
▽1位=ブリヂストン 1361件
▽2位=出光興産 925件
▽3位=住友ゴム工業 765件
▽4位=横浜ゴム 701件
▽5位=JX日鉱日石エネルギー 631件
▽6位=東洋ゴム工業 404件
▽7位=東海ゴム工業 403件
▽8位=JX日鉱日石金属 259件
▽9位=バンドー化学 211件
▽10位=JNC 164件