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独エボニック C4ベース製品の生産能力を増強

2013年01月17日

ゴムタイムス社

 ドイツのエボニック インダストリーズは15日、C4ベース製品における市場優位性を拡大し、生産施設を拡張するために投資を行うと発表した。
 ドイツのマールに所在するエボニックの1―ブテン生産施設は、その能力を7万5000トン増強する予定。これによって同社は1―ブテンの供給世界第1位となる。アントワープではブタジエンの生産量を1万トン増強するとともに、マールとアントワープのMTBE生産能力を合わせて15万トン増強予定。投資額は合計で数億ユーロに相当する見込みとなる。同増強計画は2015年に稼働を予定している。
 同社取締役のダハイ・ユー氏は「この投資によってテクノロジー面における当社のリーダーシップとC4ケミストリー市場における当社の長期的な主導的地位をさらに強固にしていきます。同時に、当社は欧州および海外のお客様の成長戦略をもサポートしていきます。」と述べている。1―ブテン、ブタジエン、MTBEの成長率が急激に上昇すると予測される中、同社はマールとアントワープの各工場で既に世界規模でのC4生産をおこなっており、新工場稼働によって新たに約40人の雇用が創出される見込み。
 1―ブテンは主にポリエチレンといった高付加価値プラスチック用のコモノマーとして使われ、包装用フィルムなどの強度を改善する。ブタジエンは合成ゴム製造に使われ、主な用途はタイヤ産業。燃料成分MTBEはガソリン中のオクタン価を上げ、燃焼効率を改善する。