新春TOPインタビュー 三ツ星ベルト

2013年01月01日

ゴムタイムス社

 海外事業展開を強化

 グローバル人材育成に注力

 タイやインドネシアといった東南アジアの能力増強で海外事業を加速する三ツ星ベルト。市場動向を見極めつつ、海外事業には人的資源が戦略のカギと語る垣内一社長は2013年の経営方針を語る。

―2012年を振り返って。

垣内社長 欧州経済の低迷、為替の問題等で厳しい年だったと言える。上半期は中国問題も含めてそれほど大きな影響は受けなかったものの、後半は少し厳しさが増してきた。厳しさの要因は、国内の売上は全体的に落ち込んでおり、また海外ベルトは比較的好調に推移してきたが、1011月では東南アジアも非常に良いという状況ではなくなってきたこと等と考えている。2012年は4年ぶりに世界代理店会議を開催した。当初、中国問題などで参加を取りやめた国もあったが、参加国は増加した。今後、国内販売が減少傾向なので、海外販売を伸ばしていくことを考慮していくと、世界代理店会議を開催したことは大変有意義なことであった。

―製品開発等について。

 垣内社長 今年は改良製品・新製品も含めて11種類の開発ができ、新製品開発体制も少しずつ整いつつある。今後も新しい製品、付加価値を高めた製品を開発していく。自動車ベルトでいえば、燃費の向上、環境にやさしい製品を開発すれば、お客様はそれなりのコストで購入していただけると思う。またお客様のニーズに対応して、

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