【ゴム用試験機特集】 レオ・ラボ キャピラリーレオメータに注力

2012年11月26日

ゴムタイムス社

キャピラリーレオメータに注力 セミナー開催等でサービス面を強化

レオ・ラボ

 レオ・ラボ㈱はドイツをはじめフランス、オランダ、イギリス、イタリア、カナダ等、世界で有数かつ有名な精密製品を販売展開している。
 昨年の需要動向は「ゴム分野に限らず、全体的に試験機の動きは良かった。その背景にエコカー補助金の影響でゴム企業のユーザーから引き合いや購入が多くあった」(同社)。
 上期の動向や通期の業績見通しは「国内の設備投資が減少しつつ、その影響で上半期は厳しい状況であると言える。またタイヤメーカー各社の堅めの予想や為替の影響等で2013年は我慢の年といえるかもしれない。ただし、下半期あたりから、回復が見込まれると予想している。日本のマーケットの魅力は試験機の良さを理解しているところや購買力はあることがあげらるので、今後も販売強化していきたい」(同社)。
 今回、同社が注力するのはGoettfert社(ゴットフェルト)の製品。Goettfert社はゴム・エラストマー材料の物性評価装置、成形機のパイオニア的企業で、Goettfert社の試験機は世界標準機と言われている。特にキャピラリーレオメータやメルトインデクサは世界№1のシェアを占めている。
 同社は7月にGoettfert社の全商品の総代理店となり、全ての製品を販売できるようになった。そのなかで注力する製品はキャピラリーレオメータ。その特徴はサービス面で妥協がないこと。たとえ製品が製造中止になった場合、10年間は最低でも部品の保障ができ、また10年以上たっても部品の対応ができるサービスがある。
「Goettfert社はユーザーの要求に対して、ネジ1本まで自社で製造したりするなど品質に対して強いこだわりを持っており、製品を長く使用していただけるためのサービスには妥協点がない。国内で20年以上製品を使われているユーザーもいる」(同社)。
 他社との差別化するポイントは、測定機に使用する圧力センサーの感度が一桁よくなっている点。より精度が高く、より低粘度、低速から測定できるようになった。
「従来、2回の測定でカバーしなくてはいけないものが、1回の測定ができ、ユーザーの時間の削減やサンプルも最小限に抑えることに貢献できる」(同社)。また同製品のオプションも豊富であり、樹脂分野ではCAEの基礎データとなるPVT測定や熱伝導率測定。また不安定流動(シャークスキン)測定の測定も可能。ゴム分野ではダイスウェル測定、粘度の圧力依存測定に使用されることで、より正確な測定が1台のキャピラリーレオメータできるようになる。
 最近では、同社は11月9日にキャピラリーレオメーターセミナーを開催した。金沢工業大学副学長の山部昌教授を招き、「金型内可視化による射出成形現象の把握とCAE技術への反映」の題で講演。また同社の製品の説明やデモンストレーション等も行い、参加者に大変好評を得たという。
 来年で創立10周年を迎える同社は今後もセミナーを開催するなど、ユーザーに対して技術的面も含めサービスを充実させていく。

(2012年11月26日紙面掲載)

ラバーキャピラリーレオメーター

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