タイガースポリマー 3月期中間 米国での原料高響き増収減益

2012年11月14日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの2013年3月期中間連結決算は、売上高142億2800万円、前年中間期比7・9%増、営業利益3億6200万円、同12・3%減、経常利益3億7200万円、同7・9%減の増収減益となった。中間純利益は3億8300万円、同41・4%増。
 市場別動向は次の通り。
 〈日本〉
 産業用ホース及びゴムシートは、東日本大震災直後の復旧需要の反動により減少したが、家電用ホースが新規受注等により増加したほか、自動車部品が東日本大震災による落ち込みから大幅に回復した結果、売上高は90億3400万円、同5・6%増、営業利益は増収の影響により大幅増の2億7500万円となった。
 〈米国〉
 産業用ホース、自動車部品ともに増加し、売上高は40億700万円、同28・9%増、営業利益は原材料価格高騰の影響等を受け6600万円、同61・5%減となった。
 〈東南アジア〉
 マレーシアは主要取引先向けの家電用ホースが増加したことに加え、材料費比率が低下し、増収増益となった。タイは洪水の影響により家電用ホース、自動車部品ともに減少し、収益が悪化。その結果、売上高は9億900万円、同15・9%減、営業損失1億2200万円となった。
 〈中国〉
 自動車部品が東日本大震災による落ち込みから回復し、家電用ホースも好調に推移した結果、売上高は11億9400万円、同30・6%増、営業利益は増収の影響により大幅に増加し9100万円となった。
 通期の連結業績予想は売上高は前期比4・0%増の282億円、営業利益は同14・6%減の7億円、経常利益同5・1%減の8億5000万円の見込み。

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