ゴムタイムス70周年の画像

三ツ星ベルトふれあい協議会 ユニセフ 神戸市などに寄付金

2012年10月29日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルト㈱は世界45ヵ国の同社グループ企業も参画した「世界の子どもたちに愛の手を」を主題とした寄付金贈呈式を10月21日、ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)で開催した。これは、三ツ星ベルトふれあい協議会主催によるもので、神戸淡路大震災の10年目の節目である2005年、同社の創業90周年の2008年に次ぐ第3回目。東日本大震災からの早期復興も願い、世界45ヵ国の同社グループ企業従業員から寄せられた寄付金は、日本ユニセフ協会並びに兵庫県、神戸市、綾部市、さぬき市に贈呈された。寄付金を受け取ったユニセフ協会のアグネスチャン大使、行政の知事・市長らは「子どもたちに明るい希望を与えることができます。健やかに育ってもらえるよう、有意義に使わせていただきます」など、感謝を意を表した。今回の寄付金は総額で7000万円。
 昨年の東日本大震災では多くの人命や大切にしてきたものを一瞬にして失い、未来を担う子どもたちにも深い傷が残った。三ツ星ベルトグループでは震災からの早期復興も願い、第3回目となる「世界の子どもたちに愛の手を」を主題とした寄付金贈呈式を開催した。
 世界45ヵ国の同社グループ企業の従業員から寄せられた寄付金を携え、各社の代表が来日し、参加者は国内外から総勢320名を超える盛大な式典となった。開会に先立ち、震災の被害者に対して黙祷が捧げられた。
 冒頭、あいさつに立った垣内一社長は「世界で一年間に、760万人もの5歳未満の子どもが命を失っている現状にあると聞きます。微力ですが、少しでも役に立てばとの思いでグループ企業従業員から寄付金を募り、ユニセフ協会や工場のある自治体に贈呈させていただきます。この趣旨にご賛同いただきました大勢の方々のご出席を賜り、感謝申し上げます。ささやかですが祝宴を用意させていただきましたので、お楽しみいただければ幸いです」などと語った。
 寄付金贈呈式には西河紀男会長が登壇し「今の社会は親切、優しさ、助け合いなど人と人との触れ合いが疎かになりつつある気がします。当社グループは、次代を担う子どもたちの育成に努めることが社会的責任であると認識、この気持ちを寄付金の形で示したいと考えます」などと述べた。寄付金は日本ユニセフ協会、兵庫県、神戸市、綾部市、さぬき市に贈られ、それぞれ代表してユニセフ協会のアグネスチャン大使、井戸敏三兵庫県知事、矢田立郎神戸市長、山崎善也綾部市長、大山茂樹さぬき市長が受け取った。各氏は謝辞を述べ、三ツ星ベルトグループに対し感謝状を西河会長に手渡した。
 アグネス大使は「世界の中には、予防注射不足により健康を損ねる子どもや戦争の犠牲で命を失っている子どもなどがたくさんいます。しかし、貧困により栄養失調が原因で死亡しるケースが一番多く、ユニセフとして子どもの死亡率を下げるための活動が重要です。自然災害も年々、規模が大きくなり、被害も甚大化する傾向にあり、昨年の東日本大震災の被害も想像を絶するものがありました。日本においては今後も子どもたちに優しく、そして復興を地方の方々と一緒に取り組んでいきます」と感謝の意を込めてあいさつ。行政側の知事、市長らも三ツ星ベルトグループに対し、心のこもった謝辞を述べた。
 また、アグネスチャンは芸能生活40周年を記念し、今年8月に発売した新曲「午後の通り雨」を熱唱し、祝宴を盛り上げ、華を添えた。
 贈呈式終了後は第一生命経済研究所の山口公生氏が乾杯の発声を行い、懇親パーティに移った。会場は円卓を囲んで談笑が繰り広げられた。
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 三ツ星ベルトは自社の最新商品を紹介する展示会を別室で行った。会場入り口には「最高の品質の製品を最高のパートナーと共に」と記した旗を掲げ、車や2輪車、さらには食品関連装置や各種工業製品、土木建築関連製品など幅広い用途で採用される同社の機能商品の紹介を行った。
 フリクションベルトが採用されているミラ・イース(ダイハツ)や汎用エンジン(富士重工業)には35%のシステム重量軽量化を図り、騒音低減、伝達効率3~5%向上に寄与する油中タイミングベルトが使われている。食品分野では高密度ポリエチレン製ターンテーブルが採用された寿司ロボット、さらにVベルトの高伝導性と平ベルトの柔軟性を兼ね備えるPU製リブベルトが装着されているホームベーカリーなどが展示された。

あいさつする垣内社長

謝辞を述べるアグネス大使。左は西河会長

懇親会の会場