東部ゴム商組工業用品部会 防衛大の見学会開く

2012年10月29日

ゴムタイムス社

 東部ゴム商組の工業用品部会(藤井直行部会長)は10月24日、第3回工業用品部会を開催した。今回は神奈川県横須賀市の防衛大学校の見学をメインに、移動のバスの車中で部会を開き部会運営報告並びに第121回景況観測調査の分析結果の発表が行われた。
 午前10時過ぎ、東京・築地の組合事務所前に集合した参加者一行はバスに乗車、一路、防衛大学校に向かった。
 車中で工業用品部会が開かれ、藤井部会長が市況をあらまし次の通り説明した。
 「ゴム板に関しては、昨年の東日本大震災復興需要のインフラ整備における国・市町村、民間での需要回復の増加に期待されたが、一部の需要は期待通りだったものの計画と予算のズレで大きな回復には至っていない。一方、原材料においても天然ゴム、合成ゴム、副資材とも世界情勢の悪化から価格安定には程遠く、値上げ実施を行わざるを得ず、海外品との価格比較が開く一方である」
 「型物・成形品は、五輪イヤー景気に期待されたが、世界情勢の各地域の悪化が期待を大きく下回り、とくに中国の自動車産業、家庭必需品の低調が製造国であり、消費国である中心国の減速感、また欧米の金融不安やオイル資源国の政情不安が日本の活況を遅らせているようである」
 「今秋から来年にかけてポリマープラントの立ち上げにより、タイヤ材料の需要不足解消に向かっている。希望はあるが、最終生産需要が成長域に入ることを期待する。新技術・新素材の開発を世界に向けて日本がアピールしていくことが成長のカギになりそうだ」
 このあと、第121回景況観測調査の分析結果が明かされた。売上高、販売価格ともに7―9月実績は、判断指数(水面=50)でいずれも50を割り込み、厳しい経営環境にあることが伺える。10―12月予測並びに来年1―3月予測も50を下回り、回復の期待は難しい状況にあると分析される。
  ◇  ◇  ◇
 車中で昼食をとったあと、防衛大学校に到着した。教育課程は大学設置基準に準拠し、教養教育、外国語、体育、人文・社会科学専門に加え、防衛に関する独自の研究分野がある。学生は1・2年で専門基礎を履修し、2学年から各学科に分かれて専門科目を履修、4学年に指導を受けて卒業論文を提出する。
 学生は決められた日課に従い、規則正しい生活を送っている。朝6時に起床、点呼、清掃、朝食、国旗掲揚・朝礼、部隊行動の基礎を習得するための課業行進、午前の授業、そして昼食後は2度目の課業行進、午後の授業、部活動に相当する校友会活動、国旗降下、夕食、点呼、自習時間、午後10時30分に消灯となっている。
 同校の特色は、学生隊と言われる組織体制。入学と同時に全員が寮に入るが、共同生活を円滑にし、合わせて将来部隊においての指揮、指導、管理などの能力向上を図るため、全学生をもって編成される。
 学生隊は4個大隊からなり、1個大隊は4個の中隊、1個中隊は3個の小隊で編成される。1個小隊は30~40名程度からなる。
 防衛大学校を紹介したビデオを見たあと、校内施設を見学した。午後の授業に向けての課業行進の様子も見学した。

防衛大の正面入り口前で記念撮影

1日に2回行われる課業行進

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