【ホース特集】 ニッタ インドに加工販社を設立 国内は標準化商品を拡充

2012年11月02日

ゴムタイムス社

インドに加工販社を設立 国内は標準化商品を拡充

ニッタ

 ㈱ニッタはインドに樹脂ホースのアセンブリ加工設備を有する販売会社を設立し、新興国での販売を強化する。同社のホース・チューブ事業の本年度の業況は、建機・工作機械向けの油圧ホース、自動車用チューブ、樹脂チューブ全体で上期実績は前年同期比微増にとどまった。
 半導体・液晶製造装置関連需要は今年3月以降の回復を見込んでいたが、スマートフォンなどのモバイル機器製造は順調ながら、その他設備投資関連の低迷が続き、2ケタ減となった。自動車用チューブは国内自動車生産の順調推移を受けて堅調を維持、油圧ホースも上期は前期実績を上回った。
 一方、海外展開は中国、米国、韓国で生産販売しているが、中国(常州)は1―6月期は2ケタ増を確保、米国も数量は少ないものの2ケタ増、韓国は建機向けの油圧ホースは順調ながら、ほぼ横ばいの状況。こうした中で、同社は拡大するインド市場において、ホース・チューブ並びにベルト製品の販売拡大を狙いに、加工販売を行う新会社「ニッタ・コーポレーション〈インディア〉プライベート・リミテッド」を設立、11月から営業を開始する。
 12年度よりスタートさせた新中計は、グローバル展開による販売基盤の強化を重点課題に位置づけており、今回の販売会社設立もその一環。新会社はプネ(インド西部マハラシュトラ州にある産業集積が進んでいる都市)に今年1月に設立、今年11月から営業を開始する。主としてベルト製品、ホース・チューブ製品の販売および二次加工を行う。従業員は当初10名でスタートする。
 国内の販売戦略については、個別ユーザー向け開発品を標準品としてラインアップし、用途の水平展開を図るとともに新規用途の開発を進める。すでに10商品以上で拡販可能と判断、標準化を図った。
 低圧用樹脂ホース「LF70」に関しては、工作機械マーケットでの優位性を確認、ニーズの高いサイズ追加を行い、積極拡販している。同ホースは、軽量性に加え、より柔軟性が向上しており、主として工作機械の配管用として順調に販売を伸ばしている。

(2012年10月22日紙面掲載)

ニッタ(インド)