「国際物流総合展2012」開催 新製品・サービス展示 エコに配慮も

2012年09月17日

ゴムタイムス社

 11日から14日までの4日間、目標来場者数13万人を掲げるアジア最大級の物流・ロジスティクスの展示会「国際物流総合展2012」が東京ビッグサイトで開催された。

 同展示会は1994年の初回以降隔年で開催され、10回目となる今回の開催テーマは「ロジスティクスの新たなステージへの挑戦~人・社会・地球のために~」。保管機器システム、産業車両、保管・輸送サービスなど約400社が出展した。
 ゴム・樹脂関連の出展は次のとおり。

◇ブリヂストン
 同社は「環境対応」「経費節減」「安全運行」のコンセプトのもと、顧客の要望等に合わせ最適なタイヤとメンテナンスを提案するソリューション「エコバリューパック」を紹介。また、「ECOPIA」シリーズやタイヤの溝から寿命などの状態を測定するタイヤ診断ツールなどの展示を行った。

◇東洋ゴム化工品販売
 今回が初出展となる同社は、主に免震ゴムの紹介を行った。ブースでは映像や模型を使用し、同社免震ゴムの構造や原理をわかりやすく解説。主に倉庫などの物流施設オーナーに向け、免震の必要性をアピールした。また、リトレッドタイヤのエコ効果、コストダウンもアピールした。

◇丸中ゴム工業
 毎回出展の同社は「エコマチックノーパンクタイヤ」などをはじめ、産業車輌用のタイヤやホイール、バッテリー、スナゴケと人工芝を一体化させた緑化資材「モスグラス」などを展示した。新しい顧客に同社を知ってもらえるようなブース作りを心掛けたとしている。

◇岐阜プラスチック工業
 今回で10回目の出展となる同社は、クラボウとの共同開発のハニカム材「TECCELL‐FB」を出展。曲げ剛性、耐衝撃性能の向上などを展示やステージでの発表でアピールした。その他、「リスコンテナー」シリーズ、「リスパレット」シリーズの展示を行った。

◇丸五
 「ウルトラソール」などの安全シューズを出展。ユーザーの意見・要望などを直接聞くことができる展示会で提案のきっかけを増やし、販路を拡大することを狙いとしている。ブース内では実際に滑りやすい環境でシューズを着用する体験コーナーを設置し、製品の耐滑性をわかりやすく見せた。

◇ウッドプラスチックテクノロジー
 2008年設立の同社は、木くずなどとプラスチックの複合素材「ウッドプラスチック」を使用した製品第一弾「ウッドプラスチックパレット」を展示。CO2排出量を削減でき、リサイクル可能なエコ素材である同製品の強度の高さ、コスト面でのメリットなどもアピールした。

 

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