東海ゴム 長野県での環境保護活動を期間延長

2012年09月06日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業(西村義明代表取締役社長)は4日、長野県池田町との間で2008年度から取り組んできた「森林(もり)の里親促進事業」の延長契約を締結したと発表した。

 同事業は、池田町の山間部で植樹や間伐など森林保護活動や野菜栽培など農業体験に取り組むことで、自然保護や地域活性化につなげる社会貢献活動。2008年度から5年間の契約でスタートしたが、最終年度となった2012年度に入り、池田町と同社の双方が同事業を継続することで合意。改めて5年間の延長契約を結んだもの。

 池田町役場での延長契約の調印式では同社西村社長と、池田町からは勝山隆之町長と長澤一男・北安曇地方事務所長、吉澤武則・広津北山自治会長が出席。西村社長は「池田町との絆は着実に深まってきている。これからも里親事業のすばらしさを訴えながら、森林の保全活動に協力していきたい」、勝山町長は「東海ゴムの皆様にとって、池田町が第二の故郷になるよう、町として努力していきたい」と述べた。池田町での取り組みでは、同社は長野県より「CO2の吸収・評価・認証制度」に基づく認証を受け、2011年度で157・3トンのCO2吸収量の認定を受けるなど、具体的な成果を出している。

 同社は、松阪製作所を置く三重県松阪市でも同様の森林保護事業を行っており、社会に貢献できる企業であり続けるために、今後も地域の自然環境保護活動に積極的に取り組んでいくとしている。

調印を交わす西村社長(左)と勝山町長

調印を交わす西村社長(左)と勝山町長

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