ニッタ 半導体・液晶関連が響き減収減益

2012年08月08日

ゴムタイムス社

ニッタ㈱が発表した2013年3月期第1四半期連結決算は、売上高は同2・4%減の133億7800万円、損益面でも減収を主因に営業利益は同16・1%減の5億8900万円、四半期純利益は同27・3%減の12 億2000万円となり、減収減益となった。

 同社は新たに策定した中長期経営計画「V2020」に基づき収益向上に取り組んだものの、自動車や建設機械業界は比較的堅調に推移したが、半導体や液晶業界における設備投資は引続き低調だったことが影響した。
 また半導体業界の低迷による持分法投資利益の減少もあり、経常利益は15億8100万円と同13・2%減の2億3900万円減となった。
 事業別動向は、半導体・液晶関連のベルト製品並びに子会社、GUAの一般産業品向け製品が需要低迷の影響を受けたが、建設機械向けの油圧ホース・チューブ製品は順調な販売となった。自社製品では原価削減効果が表れており、空調製品は利益率改善が進んだ。
 同社は10年先のあるべき姿を描いた中長期経営計画を策定した。10年後には「ソフトマテリアル複合化技術のグローバル・ナンバーワン・パートナー」として存在することを目指し、世界経済の潮流の変化がより顕在化したことにより、新たな需要業界の開拓やさらなるグローバル化の推進、さらに既存事業の再成長を目指すとともに新規事業創出のための戦略推進投資を積極的に行う。
 通期の業績見通しについては、第1四半期と同様に引続き予断を許さない状況で推移すると予測し、復興需要等を背景として緩やかな持ち直しも期待されると見込み、中間期は減収減益予想ながら、通期は売上高560億円、前期比2・9%増、営業利益20億円、同10・2%増、経常利益54億円、同5・4%減、当期純利益48億円、同0・7%増と営業利益では増益を見込んでいる。
 なお、中計の第1フェースである3年後の業績目標は、連結売上高600億円、営業利益率6%を目指す。

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