【TPE特集】 ダウ・ケミカル日本 グローバル供給体制を確立

2012年05月14日

ゴムタイムス社

グローバル供給体制を確立 タイに続きサウジに新工場建設へ

ダウ・ケミカル日本

  • 住所: 東京都品川区 東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー
  • WEB: WEB http://www.dow.com/

 米ザ・ダウ・ケミカル社の日本法人であるダウ・ケミカル日本のエラストマー事業部ではオレフィン系エラストマー「エンゲージ」はじめ、ポリオレフィンエラストマー「アフィニティ」、特殊プロピレンーエチレン共重合体「バーシファイ」、オレフィンブロックコポリマー「インフューズ」に合成ゴムEPDM「ノーデルIP」を事業展開、日本を含めたアジア地区での積極販売を行っている。
 ダウ・ケミカル社では中国、アジア地区での各種TPEの需要増大に対応するため、タイのラヨーン県マプタプットにTPEの新プラント「SCGーダウグループ」を建設し、2011年第2四半期から生産を開始、これによりグローバルでの各種TPEの年産能力は80~100万トン体制となった。北米のテキサス「フリーポート」、ルイジアナ「プラケミン」と欧州のスペイン「タラゴナ」工場と合わせ世界3極体制が整った。
 アジア地区で初の生産拠点となるタイのサイアムセメントとの合弁によるこのTPE新プラントは年産22万トンの生産能力を有し、オレフィン系エラストマー「エンゲージ」、ポリオレフィンエラストマー「アフィニティ」を生産し、中国を中心とする需要旺盛なアジア地区へ供給している。
 ダウ・ケミカル日本のエラストマー事業部によると、アジア地区では中国の自動車生産の伸びに支えられ、今後も堅調推移するとみており、靴のミッドソールやサンダル向けの需要も活発化、北米、欧州もフル生産が続いており、EPDMの需給タイトからオレフィン系エラストマーへの代替需要が増大しているという。
 こうした需要増大に対応、ダウ・ケミカルではアジア地区での顧客をカバーすべく、タイに続きサウジアラビアにサウジアラムコとの合弁による子会社「サダラ」を設立、タイ工場と同様の年産22万トンのTPE新プラントの建設を計画、2015年に第1期工事を完工し、2015年末から生産を開始する予定。