宇部興産 Liイオン二次電池用セパレーター設備を増強

2012年04月06日

ゴムタイムス社

 宇部興産㈱は、4月5日付で、車載用リチウムイオン二次電池向けなどでの需要増大に対応するため、堺工場(大阪府堺市)で新たにセパレーター製造設備の増強に着手したことを発表した。

 同社は、現在セパレーターを宇部ケミカル工場(山口県宇部市)のみで生産しているが、堺工場でも2013年度初めより生産開始し、段階的に能力増強を実施する計画。2014年度末には、2工場合わせた生産能力を2億㎡に拡大する見込み。

 リチウムイオン二次電池は、これまでに携帯電話やパソコン用を主な用途として、需要が安定的に拡大。今後は、ハイブリッド自動車や電気自動車などの車載用途をはじめ、蓄電用途や産業用途などへの応用も期待され、大幅な需要の増加が予想されている。
 同社のセパレーターは乾式製法を特徴として、既に車載用にも多くの採用実績を有している。今回、堺工場に第2の製造拠点を設けることで、需要の増大に対応するとともにリスク分散を図る。また、昨年2月に日立マクセル㈱と合弁で設立した宇部マクセル㈱の塗布型セパレーター用基材も、同工場より供給予定。

 同社は、これら国内2拠点を活用し、今後の需要増大に合わせて供給体制を整えていくとしている。