日本製鋼所 真空脱気装置「J Melter-L」を発売

2012年03月07日

ゴムタイムス社

日本製鋼所は、大型射出成形機に対応する、定量フィーダ付シリンダ内真空脱気装置「J Melter―L」を2月中旬より販売開始する。 
 同製品は、既に販売している「J―Melter」を型締力3000tクラスまで対応可能としたもので、これにより同社の持つすべての射出成形機に装着可能となった。この「J―Melter」を装着することにより、射出成形機の生産性向上のほかに消費電力の低減にも寄与する。今後、年間100台規模の販売を見込み、射出成形機と合わせた提案を展開していく。
 同製品は、射出成形機に搭載することで樹脂を溶融する際に発生するガスや空気の巻き込みに起因する成形不良を大幅に低減させることができる。さらに、樹脂を溶融する際の揮発水分を真空吸引することにより樹脂の乾燥に要する時間を短縮することができ、その結果として材料乾燥機の消費電力の低減にも寄与する。また、二段ホッパー構造の採用により、装置の高さを一般的な他社製品の約半分に抑え設置スペースを削減。設置工場の天井高が制限される場合のある竪型射出成形機への装着が容易となった。同社製射出成形機J―ADシリーズでは、成形機のコントローラーにより連携動作の設定が可能であり、成形機の成形条件と合わせて条件記憶できる。寸法は、幅463×奥行486×高さ1175mm、重量30kg。価格は520万円となっている。

J Melter

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