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キャボットジャパン 下関工場が「キャボット会長賞」を受賞

2012年03月05日

ゴムタイムス社

 キャボットジャパン㈱(石合信正社長)は2月16日、下関工場が無災害連続1万日の記録を達成し「グランプラス・セントバレンタイン)(山口県下関市)で記念式典を開催した。(本紙既報)
 下関工場は従業員の脚部の負傷を最後に安全第一に徹し、以来約27年間にわたって無災害記録を伸ばし、本年2月6日に連続1万日の記録を達成した。
 式典には米国キャボット社からパトリック・プレヴォストCEOをはじめデイブ・ミラー氏、マーティン・オニール氏ら経営陣も出席し、総勢60名が参加して無災害記録1万日の達成を祝った。
 午後6時から式典がスタート、米キャボット社のパトリックCEO、デイブ氏、マーティン氏およびキャボットジャパン労働組合の原田健太郎執行委員長が祝辞を述べ、引き続き祝電が披露された。
 最初に登壇したパトリックCEOは「下関工場はキャボットにとって基準となる工場。我々は下関工場から学ぶべきことがたくさんあり、学習すべき事項を特定して世界のキャボットの工場と共有することが課題になる」などと述べ、下関工場の業績への感謝としてピューター製のボウルを贈呈した。
 続いて紹介されたデイブ氏は「安全はキャボットにとって最も重要な目標である。従業員の安全を保つことに優れる企業は、品質・生産性・サービスを含め、その他多数の重要な基準でも優れる。こうした分野で優れた成果を収めるには卓越した規律、重視、努力が必要で、従業員の安全性を確保できていないばあい、その工場は顧客にサービスする上で十分な強さに欠けることになる。下関工場は、これら全ての分野で優れた成績を収めており、キャボット社は模範例として下関工場を製造部門ネットワークの他の拠点に示したい」と語った。
 キャボット社の上級管理職で安全・健康・環境の責任者、マーティン氏は「過去6年間以上にわたり下関工場が行ってきたことを注意深く検証したが、皆様が行ってきたことを高く評価します。
また、皆様は継続的な改善にも努力され、信頼性の高い操業という原則を守られてきたことに対して謝意を表します」などと述べた。このあと、同氏はチェアマンズ・アウォード初の受賞者として登壇したデイブ氏らに功績を称える式典旗を授与した。
 このチェアマンズ・アウォード(会長賞)は、キャボット・コーポレーションのジョン・F・オブライエン会長名で安全・健康・環境面での優秀さを称えるもの。
 会長のコメント文は「2005年に下関工場がキャボットに加わって以来、下関工場は良好なSH&E監査結果を獲得しながら、優れた業績を6年以上連続で収めており、この偉業を達成した最初のキャボット工場になったことに心から敬意を表し、SH&Eにおいて卓越した成果を収めることへの努力と情熱は賞賛に値し、他のキャボットグループの拠点が達成に向けて努力すべき基準となった。チームワーク精神においては、会社の全体的な業績を高めていけるよう、皆様が自らのSH&Eの知識と最良の実践のを他のキャボット工場リーダーと共有していただくことをお願いする。皆様の弛まぬ努力に感謝の念を表します」と記された。
 祝辞のあと、石合社長が乾杯の発声を兼ねてあいさつ、食事を楽しみながら歓談した。宴半ばにはQC改善事例の発表や下関工場が無災害1万日を達成した背景と事業方針を説明したVTR「飛翔」が大型スクリーンで流された。
 引き続き、食事を楽しみながら余興として平家太鼓・平家踊りが披露され、会場は祝福ムードで盛り上がった。
 平家踊りは平家一門の供養の踊りに源を発し、港町の地域性から全国各地の踊りが融合されて現在のスタイルになった。軽快な調子でリズムを刻む「二上り」の三味線と高低2種の勇壮な太鼓と空樽からなる囃子方をバックに七七調を基本とした口説き節の音頭がリードする。
 下関市内最大の夏祭りである「馬関まつり」総踊りでは、6000人を超える踊り手が会場を埋め尽くし、市民総参加と呼ぶに相応しい熱気であふれる。
 式典の最後に登壇した市川下関工場長は「無災害1万日の記録は、歴代の工場長をはじめ全従業員、そして協力工場の皆様方が築き上げてきた賜物である。しかし、これで満足せずに通過点と捉え、無災害記録をさらに伸ばしていきたい」と語り、一本締めで式典は終了した。
 〈パトリックCEO挨拶要旨〉
 キャボットは安全が最も重要としている。全世界に約4000名のグループ企業従業員がいるが、全ての事故は防ぐことができるという信念のもと、力を合わせて頑張っている。
 キャボットは記録されている負傷率に基づき、世界で最も安全な製造業の上位10%に位置するが、私たちの究極の目標は負傷事故ゼロである。
 キャボットジャパンの下関工場は数年前に、3年以上記録された負傷事故ゼロが評価されて、プレジデンツ・クラブ・アウォード(社長クラブ賞)を受賞されたが、今回の記念式典において、さらに高いレベルであるチェアマンズ・アウォード(会長賞)を授与し、下関工場を称えることになった。
 チェアマンズ・アウォードは安全・健康・環境における継続的な卓越性を称える賞で、無事故記録や環境対応、さらに重大なプロセス安全イベントがない状態を6年以上達成した拠点を表彰するものであるが、世界20ヵ国・約40拠点の中で、下関工場が初の受賞拠点であることを誇りを持って申し上げます。会社の業績に貢献していただいていることに謝意を示します。

 

あいさつするパリオットCEO

あいさつするパリオットCEO

 

平家太鼓・平家踊りで盛り上がる

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