旭硝子 北海道曹を子会社化 国内電解事業を再構築

2012年03月01日

ゴムタイムス社

 AGC(旭硝子㈱、東京本社、石村和彦 社長)は、 昨年鹿島電解からの資本引き揚げについて出資各社と基本合意したことに続き、今般、北海道曹達 ㈱の出資比率を51%に引き上げ、子会社したと発表した。

 既存の千葉および鹿島工場に北海道曹達を加えた国内電解事業の一体運営により、同事業の競争力強化を目指す。 同社は供給体制見直しの一環として、すでに鹿島電解からの資本引き揚げに基本合意し、千葉 および鹿島工場への生産集約を決定しているが、さらに従来から同社グループの電解事業の拠点で あった北海道曹達を子会社化し、製造・販売面の連携をこれまで以上に強める。

  今後は、千葉・鹿島・北海道の3拠点の一体運営体制の下、最適な生産バランスを追求すると ともに、電解設備の一層の生産効率向上を目指すことで、同社グループの国内電解事業の競争力強化 を図っていく。 AGCグループは、電解事業の分野で、市場の成長が見込まれる海外において生産能力拡大を 進めるとともに、国内においては設備の高効率化と集約化を進めることで、徹底的な体質強化に 取り組んでいく。

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