日本ミシュランタイヤ TB用スタッドレスで試乗会開催

2012年03月07日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは2月16日~17日の2日間、北海退士別市のテストコースでトラック・バス用低燃費スタッドレスタイヤの新商品「ミシュランⅩアイスグリップエナジーⅩZW」の体感試乗会を実施した。
 16日は旭川市のホテルでプレゼンテーションが行われた。冒頭、挨拶にあったベルナール・デルマス社長は、「ミシュランはタイヤ業界のリーディングカンパニーとして「トータルパフォーマンスに優れたタイヤ製品によって人とモノのモビリティに貢献すること」を基本理念としている。際立った一つの性能だけを追求するあまり、その他の性能を妥協するという製品設計をしていれば、ユーザーに本当の意味でのメリットを提供することができない。トータルパフォーマンス重視という考え方は、今回試乗するTBタイヤに限ったものではなく、二輪車用から建設機械用まで全てのミシュラン製品に共通した理念だ。新商品は日本専用のトラック・バス用低燃費スタノドレスタイヤで、従来品で高い評価を頂いていた氷雪グリップ性能とロングライフ性能を落とさず、転がり抵抗を15%低減させ、低燃費性能を向上させた。同タイヤの優れたパフォーマンスを士別のテストコースで実際に確認して頂きたい」と述べた。
 続いて、運送業界からアジア物流のリーディングカンパニーであるトールグループのフットワークエクスプレス社が、ミシュラン製品を導入したコスト削減効果について、約5・6%の省燃費効果が認められたと解説した。また、北海道の物流会社ノーストランス社は、夏タイヤを使用せず、年間2回弱のスタッドレスの履き替えを行ってきたが、ミシュランタイヤを導入してからは、履き替えが1回弱で済むようになり、コスト削減に貢献したと報告した。
 17日には士別市のテストコースで試乗会が行われた。
 起伏の激しい積雪路を走行するスノーセッションでは、乗り心地やグリップ性能を体感。氷盤路でのアイストラクションでは、25トントラックに8キロの重りを積載し、アクセル始動から時速10㎞に達するまでの時間を計測した。また、乗用車用冬タイヤ開発用施設屋内氷盤路も見学した。

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