取材メモ 柔らか素材が提供できる「能力」

2010年10月06日

ゴムタイムス社

ラバー素材の妙味は、他の物質では得られない驚異的な伸び縮み特性が得られる点が一つ。もう一つは、振動をコントロールできるという点で、特異な機能を発揮する点が大きな特長なのですよ―。 かつて記者にそう教えてくれたのは、当時ブリヂストンで建築用品部門を束ねていた森修氏だ。 エピソードを思い出したのは、先の福祉機器展 HCR展示会場で取材を開始してすぐのこと。「福祉機器には、ゴム・樹脂製品やスポンジ発泡ラバーででき た製品が、実にたくさん供されている」。そう教えてくれたのは、オーソティックスソサエティーという足の疾患の医療研究・啓発活動を行っているNPO法人 で理学療法士として活躍している三浦賢一氏だ。 同NPOは、間違った靴選びが元で足の骨や指の骨が変形したひとのために、整形医や同氏など理学療法士が連携して専用の補正インソールの研究開発も行っている。その専用インソール作りの際、㍉単位で微修正するツールもエラストマーテープだ。

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