昭和ゴム ニューズ・ポリマーから生産設備、知的財産等を取得

2012年02月14日

ゴムタイムス社

 昭和ホールディングス㈱(重田衛代表執行役社長)の子会社である昭和ゴム㈱(渡辺正社長)はこのほど平成23年11月末に自己破産を申請し、裁判所による破産手続きが開始されたニューズ・ポリマー㈱(以下「NP社」)から生産設備、知的財産等を取得した。

  NP社は道路橋梁用品、土木用ゴム及び免震ゴムといったインフラ事業に強い実績を持ち、壁制震などの開発を行っており、また昭和ゴムと同様に、小型から大型まで各種の工業用ゴム成形品を製造。昭和ゴムが主に、化学薬品などの物質に対する「耐食性」、食品医療関係に使われるための「衛生性」などの技術的な特徴を持つ一方、NP社は振動に対する「免震性」、「制振性」などに技術的な特徴を持っている。

  昭和ゴムでは「NP社の事業は過去においては最盛期には17億円、直近においても6億円の売上高実績があり、その売上高が直接当社に受け継がれるわけではありませんが、これを産み出していたNP社の資産ならびに技術的ノウハウを継承することは、当社の事業に大いに資すると考えている」とし、ニューズ・ポリマーの免震、制振などの技術を加えることで、事業領域を広げることができると判断し、ニューズ・ポリマーの資産ならびにノウハウを取得することを決定した。

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