藤倉ゴム工業 3月期第1四半期連結決算

2010年09月07日

ゴムタイムス社

藤倉ゴム工業の3月期第1四半期連結決算は、売上高70億600万円、前年同期比31・8%増の増収となり、収益面は営業利益6億8300万円、経常利益6億5000万円、純利益3億4600万円の黒字化を果たした。

〈産業用資材〉
主力の工業用品部門は、自動車業界の市場回復が早まったことに加え海外需要が好調だったことから、前年に比べ大幅な増収増益。制御機器部門は、半導体お よび液晶関連製品が伸び、増収増益となった。電気材料部門は電力および電子関連製品が好調だったものの品種構成により利益への影響が少なかったため、前年 に比べ増収ながらも減益となった。
これらの結果、同事業の売上高は40億700万円、営業利益4億5100万円となった。
〈引布加工品〉
吸収合併した日興ゴム工業の事業を継承した引布部門は、トラック業界が回復基調となり関連ゴム部品が伸び、増収増益となった。印刷材料部門は、国内の印 刷業界は不振だったものの海外需要回復により前年に比べ増収となったが、円高の影響により微増益となった。加工品部門は造船業界の好調により救命いかだ等 の舶用品が伸び、増収増益。
これらの結果、同事業の売上高は12億4400万円、営業利益1億2100万円となった。
〈スポーツ用品〉
ゴルフ用カーボンシャフト部門は、個人消費の冷え込みにより国内販売は不調だった反面、米国での販売が伸びて国内販売を補ったが、円高の影響が大きく、 前年に比べ増収ながらも微減益。アウトドア用品部門は、シューズ関連商品の販売が好調に推移し増収増益。
これらの結果、同事業の売上高は16億円、営業利益2億200万円となった。
〈その他〉
物流部門は、倉庫収入が減少したもののグループ会社の売上げが増加したことにより、僅かながら増収増益となった。これらの結果、売上高は1億5300万円、営業利益2200万円となった。
中間期の業績予想は、売上高136億円、営業利益11億円、経常利益11億円、中間純利益6億5000万円を見込んでいる

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