ニッタ ICタグ 2種類開発 金属製品などの管理に最適

2011年04月18日

ゴムタイムス社

金属対応ICタグ「MT-SH2タイプ」

 ニッタはこのほど、国際物流で利用できるICタグを2種類開発、5月からサンプル出荷を 開始する。

 同社はこれまでもコンテナや金属製品の管理に最適化したUHF帯用の小型I Cタグ「ニッタMTシリーズ」を製造販売してきた。 新開発品は、国内と海外で使用されている全てwの周波数領域をカバーできる金属対 応ICタグ「MT-SHタイプ」。 今日、市場のグローバル化に伴い、企業は国境を越えて物流、在庫管理を行っており、 物流効率化や安全性確保のためICタグの導入が進み、コンテナ、金属製品に使用できる 広域帯周波数特性に優れた小型金属対応タグのニーズが増している。しかし、従来の金 属対応ICタグでは広域帯対応と小型化の両立が難しく、各国の割り当て周波数専用に設 計されているため、複数国にまたがる使用はできなかった。 新開発の金属対応ICタグ「MT-SH2タイプ」は、広域帯対応と小型化を実現しているの が特長。同社では国際物流でのICタグ導入計画がスムーズに推進できるとみている。同 社はニッタMTシリーズ製品を5月11~13日、東京ビッグサイトで開催される第6回RFID展へ出展する。 従来の同社製金属対応ICタグと同様に独自設計アンテナを採用することで、小型・薄型 で金属表面に貼付して約5㍍の通信距離の実現に成功した。 同製品の特長は次の通り。 ▽広帯域周波数特性に優れ902~958メガヘルツの広帯域で通信可能。 ▽薄形で高い耐候性と耐衝撃性を実現。 ▽仕様=ポリカーボネート成型ケース。 ▽サイズ=幅×長さ×厚み=32×119×6㍉。

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