ブリヂストン タイヤセーフティーレポート プラットホーム知らない8割

2012年01月11日

ゴムタイムス社

 (株)ブリヂストン(荒川詔四社長)では 2011 年 3 月 1 日に創立 80 周年を迎えたことと、一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)等が推進する「タイヤの日」 が 4 月 8 日であることを背景に、毎月 8 日を「ブリヂストンタイヤセーフティーの日」と設定し、2011 年 3 月から 2012 年 2 月までの 1 年間、毎月タイヤの安全に関わる情報を発信している。

 今回、雪国を除いた地域に在住し、クルマを月に一回以上かつ雪道を年一回以上運転するスタッドレスタイヤを知っている男女 1,000 人に対して行ったブリヂストンによる調査によると、ドライバーの約 8 割がスタッドレスタイヤについている「プラットホーム」を知らないことが分かったという。

 また、「プラットホーム」を知っているドライバーの約 7 割が、スタッドレスタイヤの使用限界溝深さを知らないことも判明したという。
「プラットホーム」とは冬用タイヤとしての使用限度を示すサインで、新品タイヤが 50%摩耗したことを示す段差のことで「プラットホーム」が露出したタイヤは、 冬用タイヤとして使用することができなくなる 。「プラットホーム」が露出した状態で冬道を走行した場合、氷上でのブレーキ性能悪化や雪路・シャーベット路でのスリップの可能性が高まる。
同社によると、使い始めてから2 シーズン目、3 シーズン目を迎えているスタッドレスタイヤは、今シーズン途中にも「プラットホーム」が露出するかもしれないという。このことから同社では、ドライバーや同乗者の安心・安全確保のために、スタッドレスタイヤでもシーズン途中に月に一度の定期点検を行うよう勧めている。

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