ランクセス 12年の中華圏の売上高10億ユーロ超に設定

2011年12月14日

ゴムタイムス社

  ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス (LANXESS) は、拡大する中華圏(中国本土、香港、台湾、マカオ)市場に継続して注力し、2012年の目標売上高を10億ユーロ超に設定することを発表した。
 12月2日に北京で開催された「第2回Rubber Day China」に先立ち、ランクセスのCEOであるアクセル・ハイトマン氏が「中華圏は今後も、急成長を遂げるアジアビジネスの要となるでしょう。持続可能な車社会化を可能にするランクセスのテクノロジー主導の製品は、この売上目標値を達成する上で主軸となります」と述べた。
 ランクセスは設立以来、中華圏をグローバルな成長戦略における最重要市場として位置づけており、2005年以降、ランクセスは、中華圏において毎年、大幅な売上成長を達成してきた。
 2010年には、中華圏の売上高は、約8億ユーロ(ランクセスグループの総売上高の11%)を達成した。また、従業員数も、2005年の580名から現在は950名に増加した。
 現在、中華圏の10拠点では、全13ビジネスユニットが事業を展開している。最新の投資プロジェクトには、常州(江蘇省)に新設中の皮革用化学品工場、無錫拠点(江蘇省)における高性能プラスチックの製造能力増強完了、そして、南通(江蘇省)においてはニトリルゴムの製造・販売を行う合弁事業の設立などがある。

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