減収減益も各事業持ち直し クリヤマHDの1~9月期

2020年11月17日

ゴムタイムス社

 クリヤマホールディングスの2020年12月期第3四半期連結決算は、売上高は、371億7000万円で前年同期比12・7%減、営業利益は21億2100万円で同19・2%減、経常利益は24億5500万円で同7・6%減となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は16億7700万円で同5・2%減となった。

 アジア事業では売上高は188億5900万円で同13・1%減となり、営業利益は19億3800万円で同6・2%減となった。新型コロナウイルス感染症の影響で経済活動の制限が続く中、テレワーク、時差出勤をはじめとした対策を早期より導入し、顧客の要求事項に機動的かつ柔軟に対応したことで同第3四半期連結会計期間は各事業において持ち直しの動きが見られた。産業資材事業は感染拡大による生産停止や減産の影響を受け、中国を除いた主要地域向けにおいて建設機械、自動車向けの販売が減少した。

 北米事業では、経済活動の再開が進んだことで需要は回復傾向となり、各種産業用ホース・継手の生産・販売を行う当社事業においても医療用チューブ、一般家庭向けのペイントスプレーホースなどは、需要が堅調に推移した。また、飲食店の営業再開に伴うレストランチェーンをはじめとした飲料用ホースの取り換え需要も増加傾向にあったが、依然として続く感染拡大から、経済活動の回復は緩慢なペースにとどまったことで売上、利益がともに前年同期を下回った。この結果、売上高は161億8400万円で同11・1%減となり、営業利益は8億7100万円で同29・5%減となった。

 欧州事業では、スペインとアルゼンチンに拠点を置くレイフラットホース・ノズル製造販売子会社は、各国におけるロックダウンの段階的な解除を背景に持ち直しの傾向にあったが、感染の再拡大を受けて規制を再導入する国々が増加し、生産及び販売活動の制限が続いた。消防機関向け、灌漑を含む農業分野向けの販売は堅調に推移したが、新規感染者数の増加による先行きの不透明感から市場の低迷が続いた。これらの結果、売上高は21億2700万円で同19・5%減となり、営業損失は1億1400万円(前年同期は1億2600万円の営業損失)となった。

 通期の連結業績予想は、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多く、適正かつ合理的な数値の算定が非常に困難な状況であるため、発表を見合わせているとしている。

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