日東化工 寒川工場に新鋭設備更新 マット事業の生産効率化推進

2011年11月04日

ゴムタイムス社

 日東化工は12年3月期通期業績予想を売上高は公表予想の100億円をキープするものの、収益はマットや樹脂受託品の回復遅れと成形品の需要落ち込みから下方修正した。樹脂事業では需要好調な新規受託製品「オレフィスタ」の増収で製造受託がなくなった塩ビコンパウンドの穴をカバーする計画。また、ゴム事業ではシート・マット類の生産性向上が最大課題とし、老朽化した同社寒川工場の精錬工程の設備更新を図ることで収益の安定化を図る。2012年初頭までに新鋭機に更新する計画。
 また、ベトナムの合弁会社「ペルブコ・ニットーカコウ」では、現在、Oリングなどのゴム成形品を生産、その8割を日本に輸出しているが、寒川工場での生産品を徐々に移管しており、寒川工場では空いたスペースで外注品の内製化に取り組むなど相互に生産の効率化を進めている。べトナム子会社では日系メーカーへの供給をさらに拡大していくとしている。

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