墨東ゴム工業会 親睦旅行を実施 世界遺産、被災地などを視察

2011年11月08日

ゴムタイムス社

中尊寺にて集合写真

 墨東ゴム工業会(杉本浩志会長)は10月21~22日の1泊2日で親睦旅行を行った。
 同工業会の親睦旅行は会員の情報交換の機会と捉えて開催しているもの。今回は被災地の視察を兼ねえた旅行になり、11名が参加した。
 1日目はJR上野駅で集合。新幹線で岩手に向かい世界遺産の平泉にある中尊寺、毛越寺を視察。
 中尊寺は初代清衡が12世紀初めから四半世紀をかけて造った寺院で、多宝塔や二階大堂など多くの堂塔が建設。14世紀にはそのほとんどを焼失してしまったが、天治元年(1124年)に完成した金色堂をはじめ、現在も多くの国宝や重要文化財が守り伝えられている。
 また毛越寺は二代基衡が12世紀中頃に造った寺院で、当時は堂塔40、禅房500の規模を誇り、金堂円隆寺は「吾朝無双」と評されていた。度重なる災禍により建物は焼失してしまったが、建物跡がほぼ完全な形で保存され、大泉が池を中心とした浄土庭園は、四季折々の花々とともにまさに浄土の世界を体感させるものになっている。
 2日目にはいると、東日本大震災で被災した仙台の松島を松島湾クールズで視察。その後、瑞巌寺に向かった。瑞巌寺は宮城県宮城郡松島町の臨済宗妙心寺派の寺院。平安時代の創建で、宗派と寺号は天台宗延福寺、臨済宗建長寺派円福寺、現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺と変遷した。古くは松島寺とも通称されたという。
 同工業会は来年も親睦旅行を開催予定している。

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