2011年のカーボンブラック需要予測 総需要は82万1千㌧で微減

2011年02月15日

ゴムタイムス社

カーボンブラック協会は1月27日、2011年のカーボンブラック需要見通しをまとめ、発表した。
カーボンブラック需要の主力製品である自動車タイヤ需要並びにゴム製品の新ゴム消費予想量がタイヤ協会、日本ゴム工業会からそれぞれ予測値が発表され、 これらの需要予測を基に、自動車生産動向なども加味してカーボンブラックの需要見通しをまとめた。
日本の経済見通しは、世界経済の緩やかな回復が期待される中で、各種成長戦略の本格実施などを通じて雇用・所得環境の改善が民間需要に波及する動きが 徐々に強まることから、景気は持ち直し、経済成長の好循環に向けた動きが進むことが見込まれ、先行きリスクとして海外景気の下振れ懸念や為替市場の動向な どに留意する必要があるとしている。
カーボンブラックの11年の総需要見通しは82万1321㌧、前年実績見込み比98・8%とした。このうちゴム用計は74万7321㌧で同98・8%と予測した。
用途別にみると、タイヤ用は57万5443㌧、同98・1%、一般ゴムは15万6878㌧、同101・9%で、ゴム用計は73万2321㌧、同98・9%。非ゴム用については4万2000㌧、同98・3%。
一方、輸出入については、輸出は4万7000㌧、同98・3%、輸入はゴム用が12万㌧、同99・0%、非ゴム用1万900㌧、同91・6%の計13万900㌧、同98・3%。

 

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー