タイヤ2社の第3四半期 タイヤ事業順調で増収増益に

2011年02月14日

ゴムタイムス社

 タイヤ2社(横浜ゴム、東洋ゴム工業)の3月期第3四半期連結決算が発表された。リーマンショック後の回復時期から両社とも増収増益となった。主力 のタイヤ事業は、低燃費タイヤの国内での需要増や新興国でのタイヤ市場の拡大など国内外で順調に販売を伸ばした。通期の業績予想は、横浜ゴムは増収増益、 東洋ゴムは増収ながら小幅な減益を予想している。 横浜ゴム 横浜ゴムの売上高は3904億800万円、同13・5%増、営業利益は263億4500万円、同52・2%増、経常利益は189億300万円、同30・9%増、四半期純利益は113億2200万円、同25・2%増。 タイヤ販売が好調だったほかホース配管、シーリング材の販売も伸び、原材料費の上昇や円高による収益悪化を吸収した。操業度の改善やコスト削減が進んだことも利益を押し上げた。 タイヤ事業の売上高は3102億円で同13・7%増。国内外で販売が伸び、原材料費の上昇や円高による差損を吸収した。国内は、買い控えの反動や大雪の影 響などで需要が伸びたほか夏タイヤ、スタッドレスともに低燃費性能を付加したタイヤが市場から高く評価された。海外も世界的な需要回復を受け、米国や中国 を中心に販売は好調に推移。タイヤ事業の営業利益は232億円、同37・4%増。 工業品事業の売上高は624億円、同18・2%増。ホース配管の建設機械向けが大幅に伸びたほか、シーリング材の自動車窓枠用の販売が好調に推移した。工業品事業の営業利益は21億円、同36・1倍の大幅な増益。 航空部品、ゴルフ用品などのその他事業の売上高は179億円、同2・9%減。ゴルフ用品の販売減が響き減収となったが、民間航空機向け化粧室ユニットの交換品の販売が伸びたほか、コスト改善が進んだ。営業利益は11億円、同2・8倍。 東洋ゴム工業 東洋ゴム工業の売上高は2264億9600万円、前年同期比4・0%増、営業利益105億100万円、同65・3%増、経常利益80億2900万円、同16・8%増の増収増益。四半期純利益は50億9200万円で大幅な増益となった。 経常利益の増減要因は、販売要因で104億円、工場操業度の向上で44億円、工場コスト合理化5億円、金融収支改善2億円など計155億円が増益に働き、 原材料価格・仕入れコスト(84億円)、為替差損(35億円)、販売費・般管費増(5億円)など計143億円が減益要因となり、差引き約12億円の増益と なった。 タイヤ事業の売上高は1668億1200万円、同1・7%増、営業利益は79億4200万円、同45・4%増。 ダイバーテック事業の売上高は595億1700万円、同11・0%増、営業利益は24億4400万円、同187・2%増となった。 10年度第3四半期の設備投資はタイヤ事業で180億円、ダイバーテック他で11億円の計191億円を実施、10年度はタイヤ事業221億円、ダイバーテック事業24億円の計245億円を計画している。 通期の業績予想は、売上高3000億円、前期比4・3%増、営業利益104億円、同20・0%増、経常利益77億円、同14・2%減の増収減益予想。当期純利益は40億円、同35・3%増を見込んでいる。

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