ISO/TC45国際会議 国際色豊かにバンケットを開催

2011年10月21日

ゴムタイムス社

 ISO/TC45(ゴム製品)の国際会議が10月17~21日まで、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催されたが、会期3日目の午後7時から、会場と隣接するインターコンチネンタルホテル(ボールルーム)でバンケットが開かれた。
 例年の国際会議を上回る世界17ヵ国から約160名が出席し、円卓が設置された懇親会場は華やいだ雰囲気に包まれた。

 来賓を代表して、経済産業省の宮本化学課長が「国際会議で審議される約180件の規格が早期に発行されることを願います」などを祝辞を述べた。
 続いて主催者側を代表して、浅井光昭日本ゴム工業会会長がスピーチした。今年3月に発生した東日本大震災での世界中の国々からの支援に対する御礼を述べたほか、日本のゴム産業の現状にも触れた。
 浅井会長は「国際会議を横浜で開催できますことを大変嬉しく思います。日本がTC45の正式メンバーとして国際会議に参加してから17回目となります。国内審議委員会も設立以来14年が経過しましたが、着実に成長し、現在は16の分科会が設置され、220名のメンバーが参加、年間では130回を超える会議を行うまでになりました。
 ゴム業界にとりまして、国際標準化活動は高品質製品を生産するための性能規定の確立並びに試験方法の明確化をする上で極めて重要です。今後もこうした目的に向かってISO/TC45が活発に活動されることを期待します。
 最後になりますが、今回の会議には同伴者を含めて総勢160名の参加をいただきました。期間中は、国際標準化に関して活発な議論が行われることはもちろんですが、同じ業界に集うもの同士として友好の輪が広がることを希望します。
 横浜は、古都鎌倉を控え、歴史と文化に満ちた場所として国内外の多くの観光客が訪れる、わが国有数の街です。会議の合間には、横浜や鎌倉の秋を楽しんでください。今回の滞在が、素晴らしい時となることを望みます」と語った。
 このあと、TC45のクリスティー・F・ロバーツチェアマン(議長)があいさつし、乾杯の発声で懇親パーティに移った。

あいさつする浅井会長

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