キャボットジャパン 千葉工場の操業50周年で式典 

2011年10月04日

ゴムタイムス社
千葉工場50周年記念式典の参加者

千葉工場50周年記念式典の参加者

 キャボットジャパン㈱は9月16日、五井グランドホテル(千葉県市原市)において千葉工場の操業50周年を記念して式典を開催した。この50周年式典には、千葉工場の全従業員が参加したほか、北米本社、アジア・太平洋地域のキャボットグループ代表ら来賓も多数出席して華を添え、総勢100名を超す参加者で盛会となった。
 冒頭、あいさつに立った石合信正社長は「本日は皆様ご多忙のところ、大勢の方にお集まりいただきありがとうございます。先ずもって、諸先輩方の汗と努力の結晶の賜物として今日があることに感謝申し上げます。
 ここに50周年という節目を迎えましたが、千葉工場の皆様の『強い絆』と、日々弛まぬ献身の彼方に60周年、70周年、そして1世紀の未来があり、我々の存在をはるかに超えて、キャボットジャパン千葉工場が輝くことに悠久のロマンを感じております」と語った。

あいさつする石合社長

あいさつする石合社長

 引き続き、石合社長が若手を中心とした式典の実行委員メンバーを紹介し「東日本大震災では未曾有の被害をもたらしましたが、千葉工場は軽微な損害で済み、また実行委員会メンバーの努力で今日の式典を迎えることができました」と語り、会場は大きな拍手に包まれた。
 このあと、来賓のアジア・パシフィック・リーダーシップ・チーム(APLT)メンバーを石合社長が1人ずつ紹介した。アンドリュー・ツァン氏がAPLTを代表して登壇し、祝辞を述べた。
 ツァン氏は「千葉工場の仲間の皆さんに会えて嬉しい。50周年記念は皆様、そして会社・組織にとっても重要なイベントです。このイベントにお招きいただき、光栄です。私のこれまでの経験から、日本の工場は秩序正しく、クリーンで効率的であることを知っています。千葉工場の50年の歴史と素晴らしい生産パフォーマンスに感動しています。そして、この安定したパフォーマンスを継続する皆様に敬意を表します。私は皆さんと一緒に仕事をすることができることを嬉しく思っております。
 3月11日、日本は地震に見舞われました。後に地震の写真を見た時、回復にどのくらい時間がかかるか分らないと思いました。しかし、千葉工場は秩序正しく安全に停止操作を実施され、大きな被害を免れました。皆様の素晴らしい復旧努力に感謝申し上げます」と述べた。

式典の会場

式典の会場

 APLT代表のショーン・コヘーン氏が千葉工場への記念品贈呈を行い「キャボット社は130年の歴史ある企業で、千葉はまだまだ若々しい」とコメントした。このあと千葉工場長の笠原氏が「千葉工場が今後60年、70年と発展を続けていくために3つの重要なことがあります。1つ目はSH&Eパフォーマンスの更なる向上、2つ目は多くの設備投資案件を年度内に仕上げること、3つ目は格外品在庫の削減と企業体質の強化です」と述べ「本日ご出席の皆様方のご健康を祈念します」と結び、声高らかに乾杯の発声を行い、祝宴に移った。
 円卓を囲んでの食事歓談の途中、千葉工場の改善活動表彰式やクイズ形式で賞品が当たるレクリエーション(キャボットクイズ)なども行われ、万歳三唱、エール、一本締めで祝宴が終了、最後に参加者全員で記念撮影を行い、午後9時過ぎに式典の幕が閉じられた。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー