膜構造協会が総会 震災復興への貢献目指す

2011年06月13日

ゴムタイムス社

あいさつする石井会長

日本膜構造協会は5月27日、第34期通常総会を東京都千代田区の霞山会館で開催した。
審議は平成22年度事業報告および決算報告と役員補選の2議案で、いずれも原案通り承認可決された。このほか、東日本大震災に鑑み、消費電力15%削減対 策の実施、膜天井の積極的導入の発信、仮設のマーケットおよびフードコートの計画の提案を骨子とするアピールを全会一致で採択し、全ての議事の審議が終了 した。
続いて別室で2010年度膜構造研究論文の授与式が行われ、鹿児島大学大学院理工学研究科教授の本 間俊雄氏が特別論文賞を受賞した。受賞対象は有限要素法による膜構造の解析と最適化に関する研究。
石井会長から表彰状と副賞がを受け取った本間氏は「今回の受賞は、研究室全員で行った研究のため、私が代表して受けとったということ。今後とも膜構造に係わる内容を牛歩のようにゆっくりと研究し、膜構造の発展 に貢献していこうと思います」と喜びの言葉を述べた。
引き続き懇親会が行われ、石井会長はあらまし次の通りあいさつした。
「私は終戦後の横浜の焼け野原、ガレキの山をみてきました。今は立ち直っています。また阪神淡路大震 災では高速道路が倒れ、ビルは崩壊し、都市の大震災を実感しました。東日本大震災は津波を伴ったもので 、過去の経験とはまた、異なります。総会では大震災を踏まえたアピールを採択しましたが、困難な状況では ありますが、心を一つにして現地の復興と膜構造の更なる発展を祈りたいと思います」
このあと、国土交通省住宅局建築指導課建築物防災対策室長の杉藤祟氏が来賓を代表してあいさつを述べ 、能村光太郎副会長(太陽工業㈱社長)が乾杯の音頭をとり懇親会に移った。
午後1時過ぎからは記念講演会が開かれた。「膜構造の夢を追って」をテーマに、元㈱竹中工務店技術研 究所長の深尾康三氏が講演し、午後3時過ぎに終了した。

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