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再生ゴム製品別消費内訳 2万524tで前年比横ばい【ゴムデータ2019】

2019年01月29日

ゴムタイムス社

 日本再生ゴム工業会がまとめた、経済産業省統計に基づく再生ゴムの製品別消費実績によると、2017年の再生ゴムの消費量は2万524tで前年比1.6%減となり、3年連続で前年実績を下回った。
 製品別の内訳を見ると、自動車タイヤ用が1万3185tで同3.3%減、自動車用タイヤを除くベルトやホース、ゴムシートなどのゴム製品向けは7339tで同1.6%増となっている。製品別の構成比は、自動車タイヤ用が64.2%を占めている。
 2014年からの推移を見ると、再生ゴム消費量は3年連続で減少している。製品別では、自動車タイヤ用が3年続いて減少。ゴム製品向けは前年まで2年連続で減少していたが、2017年にはプラスに転じた。
 再生ゴムは、主に天然ゴム比率が高いトラック・バス用タイヤのトレッド部分で使用されており、廃タイヤを破砕し、繊維、スチールワイヤーなどゴム以外のものを除去した後、再生剤とオイルを混合・加熱し、ロールでシート状にして製品となる。
 一般的には元の原料ゴムと比較して物性が劣ることから、材料としての利用範囲が限定されている。このため、再生ゴムメーカー各社では架橋部分だけを選択的に、かつ確実に切断できるような構造構築を検討するなど、技術開発を進めている。
 これら欠点が改良されると、タイヤのマテリアルリサイクル推進を後押しすることになるとともに、リサイクル可能なゴムとしてのさらなる飛躍が見込まれる。そのマテリアルリサイクルについては、更生タイヤ台用、再生ゴム・ゴム粉などの原型加工利用比率はまだ低い。近年、大きく伸びているのがゴム粉で、人工芝の再生タイヤゴムチップに再利用されている。