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第241回ゴム技術シンポジウム

基礎から応用技術でみるゴムのトライボロジー(Ⅱ)

ゴムタイムス社

趣旨

 ゴム材料の摩擦・摩耗は製品の性能や寿命に大きな影響を及ぼす要因の1つであるが,複雑な現象ゆえに十分に理解され
ているとは言い難い.本シンポジウムではゴムのトライボロジーの基礎的理解を助けるとともに,その応用につながる新規
技術を紹介する.

日時 2017年01月25日09:50~17:20
地域 東京都
会場 東部ビル5階 会議室(東京都港区元赤坂1-5-26) 会場地図
講師 金沢大学 岩井 智昭氏 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 瀬戸 秀紀氏 九州大学 山口 哲生氏 産業技術総合研究所 大園 拓哉氏 横浜ゴム㈱ 網野 直也氏 同志社大学  藤井  透氏
受講料 日本ゴム協会会員 協賛団体会員23,760円 日本ゴム協会学生会員 5,400円 ※受講者が日本ゴム協会の正会員でない場合でも,ご所属の会社が法人としてゴム協会員(賛助会員)の場合は 2名様まで会員扱いの受講料で受付けます. シニア制度対象会員 11,880円(60歳以上の正会員)会員外 32,400円 受講料には,消費税・テキスト代を含みます.
主催会社 日本ゴム協会
お申込み

プログラム

9:55 ~ 10:00 開会のあいさつ トライボロジー研究分科会主査 岩井 智昭


【座長】産業技術総合研究所 二瓶 光弥

10:00 ~ 11:00「ゴムのトライボロジーの基礎」 金沢大学 岩井 智昭氏ゴムや柔らかい材料のトライボロジーの基礎的な考え方を実例も挙げて解説する.

11:00 ~ 12:00 「中性子とミュオンによるトライボロジー研究」高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 瀬戸 秀紀氏中性子とミュオンは,物質の構造や運動状態を観ることのできる実験手法である.とりわけ物質内部や「埋もれた界面」の状態を非破壊で知ることができるため,摩擦や潤滑などのトライボロジー研究への利用の期待が高く,また実際に利用例も増えてきている.本講演では中性子とミュオンの実験手法を紹介するとともに,ゴムの研究などに使われた研究例を示す予定である.


【座長】化学物質評価研究機構 伊東 寛文

13:00 ~ 14:00 「エラストマーの摩擦・摩耗過程の可視化」 九州大学 山口 哲生氏エラストマーの摩擦・摩耗は,ゴム製品のグリップ性能や耐久性を左右する,重要な性質である.本講演では,エラストマーの摩擦・摩耗過程のこれまでの研究例を紹介した後,変形・破壊メカニズムを解明するために我々が取り組んでいる,き裂進展および応力場の可視化実験について説明を行う.

14:00 ~ 15:00 「摩擦力制御のためのゴム―織布複合材のデザイン」産業技術総合研究所 大園 拓哉氏ゴム材料と織布の複合材の表面を活用した能動的な摩擦力の制御や,特異な荷重依存性のデザインについて解説する.


【座長】金沢大学 岩井 智昭

15:10 ~ 16:10 「X線イメージング法を利用したトライボロジー研究」横浜ゴム㈱ 網野 直也氏摩擦中のゴムの接触状態と摩擦や摩耗特性との関係について解説する.

16:10 ~ 17:10 「ベルト伝動の基礎とVベルトを用いたCVT(無段変速機)の未来」 同志社大学  藤井  透氏はじめに,平ベルトと2つの平プーリを対象として,摩擦による動力伝達機構の基礎を示す.簡単な基礎式を用いて摩擦伝動システムの優位性と材料選択,安定運転に必要な要素について述べる.次いで,Vベルトの場合の摩擦伝動理論を概観する.Vベルトと溝幅可変のVプーリとの組み合わせにより,CVT(無段変速機)機構が達成できる.今日,軽自動車から大型SUVまで多くの車種で各種CVTを搭載した車が見られるが,その有利性と今後の課題についても述べる.超小型でありながら,200KW以上の動力が伝達でき,信頼性の高いCVTは,自動車のみならず,あらゆる産業分野で活用可能であることも示す.


17:10 ~ 17:15 閉会のあいさつ トライボロジー研究分科会副主査 二瓶 光弥

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