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発泡成形を中心とした自動車用樹脂材料の開発・成形工法・高機能化と要求特性・採用事例

~成形に合わせた樹脂・粘度改質手法と発泡構造・発泡剤の選定と使用法~

ゴムタイムス社

趣旨

日時 2016年06月29日11:30~16:20
地域 東京都
会場 高砂ビル 2F CMC+AndTech FORUM セミナールーム【東京・千代田区】 会場地図
講師 大庭塾 大庭 敏之 氏(元日産自動車) 、 岩崎技術士事務所 所長 岩崎 和男 氏 、 東洋紡(株) エンプラ技術センター 大橋 忠峰 氏
受講料 43,200円(税込)
主催会社 AndTech
お申込み

プログラム

第1部 次世代自動車に求められる材料課題~発泡樹脂などに対する期待~
【11:30-12:45】

講師: 大庭塾 大庭 敏之 氏(元日産自動車)

【講演趣旨】
 次世代車は電動化への流れである。しかし、次世代車に積めるエネルギーは大きくない。そのためこれまで以上に軽量化が必要になる。プラスチックはそのまま鉄に置き換えるのでは軽量化の効果が大きくないが工夫することで効果が大きくなる。発泡のその一つである。発泡も含めてプラスチックの工夫という観点から最近話題のCFRPの使い方などプラスチックの活かし方を考えてみる。

【プログラム】
1.自動車を取り巻く環境とニーズの変化

2.温暖化防止に対する世界の動きと日本の取り組み

3.温暖化防止に対する自動車の取り組み

4.電動化に対しての高分子材料の課題

5.プラスチックによる効果的な軽量化の例
 5-1. モジュール化による軽量化
 5-2. 発泡による効果的な軽量化
  ・ドアモジュールに適用した事例
  ・コアバッグ法による発泡のメカニズムと原料に要求される特性
  ・今後の発泡体へ対する期待
 5-3.CFRPによる軽量化効果
  ・CFの特性を活かしたプロペラシャフトへの適用
  ・車体構造に適用した事例
  ・CF補強の効果と懸念点
 5-4.接着剤により金属材料の活かし方

6.次世代車の今後の動向、燃料電池車は?

7.今後の自動車用高分子材料のあり方

【質疑応答 名刺交換】



第2部 発泡プラスチック用発泡剤の選択方法と自動車部材への適用
【13:30-14:45】

講師: 岩崎技術士事務所 所長 岩崎 和男 氏
 (元アキレス、著作:発泡成形技術関係、環境・労働安全衛生関係など多数。特許出願100件以上)

【キーワード】
1.発泡プラスチック
2.発泡剤
3.ポリウレタン
4.ポリオレフィン
5.ポリスチレン
6.気泡制御
7.化学物質管理
8.高機能化

【講演主旨】
 発泡プラスチックに関する講師の永年の関わりに基づき、自動車分野で使用される発泡プラスチックの最新動向を紹介したいと思います。はじめに自動車用発泡プラスチックの概要(全体像)を紹介し、次に気泡制御方法、発泡剤の動向などを紹介したいと思います。引き続き自動車用発泡プラスチックとしてポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系などの各材料の展開状況を紹介し、併せて、新しい技術動向、新製品開発動向などを紹介したいと思います。最後に、発泡プラスチックの成形技術に関連する規制動向などを紹介します。
 発泡プラスチック、発泡剤などにご関心をお持ちの方々のご参加を期待したいと思います。また、関連のご質問なども受付したいと思います。

【プログラム】
1.発泡プラスチックの概要
 1-1 発泡プラスチックの分類
 1-2 発泡成形方法
 1-3 発泡プラスチックの需要動向
 1-4 発泡プラスチックの自動車用途への展開状況

2.発泡プラスチック用発泡剤及び気泡制御
 2-1 気泡生成概要
 2-2 独立気泡と連続気泡
 2-3 発泡剤の選定
 2-4 新しい発泡剤の動向

3.自動車用発泡プラスチック
 3-1 ポリウレタンフォーム
 3-2 ポリオレフィンフォーム
 3-3 ポリスチレンフォーム
 3-4 その他のフォーム(PVC、シリコーン系フォームなど)
 3-5 新しい材料(植物由来粗原料の展開など)

4.発泡成形技術関連の動向
 4-1 高機能化動向
 4-2 規制動向(法制化、規格化、評価方法など)
 4-3 新製品開発事例
 4-4 化学物質の規制動向 
 4-5 その他

5. 質疑応答

【質疑応答 名刺交換】



第3部 発泡成形用樹脂材料の開発と自動車部品への適用状況
【15:00-16:15】

講師: 東洋紡(株) エンプラ技術センター 大橋 忠峰 氏

【キーワード】
1. 軽量化
2. 発泡成形
3. 発泡成形用樹脂改質

【講演概要】
 ポリアミドを中心に自動車部品におけるエンプラ材料の発泡成形への活用を、ABS・PPなどの汎用樹脂との比較や、金属代替可能な高剛性樹脂などの機能性樹脂の特性を交えて紹介します。
ポリアミドの「比重X弾性率」領域をブレークスルーし、軽量化の可能性を広げた「発泡ポリアミド」の樹脂設計について、材料のレオロジーデータと発泡構造観察例を中心に、材料改質の観点から紹介します。
また最後に、ポリアミド発泡成形品に関して、その構造体としての特性を説明します。

【プログラム】
1. 軽量化における発泡工法の狙い
 1-1 軽量化における発泡・中空工法の狙い
 1-2 樹脂の選定と耐熱領域での発泡設計
 1-3 発泡による軽量化効果

2. 樹脂の種類と発泡工法、発泡成形性
 2-1 射出発泡成形
 2-2 樹脂の種類と射出発泡成形
 2-3 射出発泡成形とコアバック工法
 2-4 発泡工法と樹脂の内部状態

3. 射出発泡向け樹脂の設計
 3-1 射出発泡成形用樹脂の設計要素
 3-2 発泡成形用樹脂の粘度改質
 3-3 ひずみ硬化性と発泡成形性
 3-4 発泡成形用樹脂におけるレオロジー改質の効果
 3-5 固化速度調整とみかけのひずみ硬化性
 3-6 改質ポリアミド発泡層と発泡剤

4. 射出発泡向け樹脂改質手法と発泡構造
 4-1 分岐構造化による粘度改質とその発泡構造例
 4-2 分散構造化による粘度改質とその発泡構造例
 4-3 粘度設計手法と射出発泡成形における安定性
 4-4 射出発泡用フィラー強化樹脂の設計

5. 発泡成形品の製品・成形品特性
 5-1 発泡成形品の耐荷重特性評価
 5-2 自動車部品への採用事例
 5-3 発泡成形体の熱遮断特性
 5-4 発泡体の破壊エネルギー吸収特性
 5-5 発泡成形品内部への酸素遮断特性

6. 東洋紡の発泡成形への取り組み

 【質疑応答 名刺交換】