マンスリーOEダイジェスト(2016年10月)

2016年11月07日

ゴムタイムス社

 タイヤメーカー各社が10月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。

 ◆ブリヂストン
 ブリヂストンは10月7日、FCAジャパンが8日に販売を開始する「アバルト124スパイダー」の新車装着タイヤとして、「ポテンザRE050A」を納入すると発表した。

 ポテンザRE050Aは、同車両の特長である優れた走行性能の実現にあたり、操縦安定性能とコーナリング性能を高度に追求したスポーツタイヤ。

 国内外で様々なモータースポーツの足元を支えるポテンザは、世界を代表するハイパフォーマンススポーツカーの新車装着承認も多く獲得している。

 また、同社は10月13日、富士重工業が同日に発売した新型「インプレッサ」の新車装着タイヤとして、「TURANZA(トランザ)」を納入したと発表した。

 トランザは、ロングドライブでの快適性と高速運動性能を高次元でバランスさせたタイヤブランド。現在では様々な車種に向けた商品ラインアップを取り揃えており、高い評価を得ている。

 10月14日には、ヤマハ発動機が同日に発表したスーパースポーツバイク「YZF―R6」2017年モデルの新車装着用タイヤとして、「バトラックス・ハイパースポーツS21」を納入すると発表した。9年ぶりにフルモデルチェンジとなる「YZF―R6」は、ヤマハ発動機のスポーツモデル「Rシリーズ」の人気モデルで、従来からの特徴である優れたサーキットパフォーマンスとワインディングでの高次元パフォーマンスを引継ぎながら、走りの性能およびRシリーズとしてのデザイン進化を図った車両。ブリヂストンのタイヤは同車両の高いコーナリング性能や操縦安定性能に貢献している。

 「バトラックス・ハイパースポーツS21」は、多くのライダーたちに支持されてきた「バトラックス・ハイパースポーツS20エヴォ」を進化させた一般公道用タイヤであり、スポーツラジアルタイヤに求められるドライ路面のグリップ力と軽快なハンドリング性能を追求している。また、リアタイヤでは、同社の独自開発技術アルティメット・アイを活用し、スポーツ走行で必要とされるグリップ力と相反する耐摩耗性能を高次元で両立させることで、高いコーナリング性能と摩耗ライフを追求している。

 10月18日には、スズキが4日に発表したスポーツアドベンチャーツアラー「V―ストーム650・ABS」「V―ストーム650XT・ABS」2017年モデルの新車装着用タイヤとして、「BATTLAX ADVENTURE(バトラックス・アドベンチャー)A40」を納入すると発表した。

 車両の質の高い運動性能や操縦安定性能の追求に重要な役割を果たしている。

 同タイヤは人気の高まるアドベンチャー系車両向けで、オンロードだけでなく、様々な路面環境で高い走行性能を追求。濡れた路面でのグリップ性能、ドライ・ウエットそれぞれの路面に応じた優れたハンドリングを目指している。

 さらにタイヤの剛性を最適化することで、荷物を載せて走行する際でも、直進時と旋回時における安定性能や、ライディングの楽しみと安心感を追求した。

 また同日、スズキが4日に発表したストリートスポーツ「GSX―S750/ABS」17年モデルの新車装着用タイヤとして「BATTLAX HYPERSPORT(バトラックス・ハイパースポーツ)S21」を納入すると発表した。

 同車両は「GSX―S」シリーズの基幹モデルの一つと位置付けられており、同タイヤは車両の高いコーナリング性能や操縦安定性能に貢献している。

 同タイヤは多くのライダーたちに支持されてきた「バトラックス・ハイパースポーツS20・EVO」を進化させた、一般公道用タイヤである。スポーツラジアルタイヤに求められる、ドライ路面のグリップ力と軽快なハンドリング性能を追求している。

 また、リアタイヤでは独自開発技術「アルティメット・アイ」を活用し、スポーツ走行で必要とされるグリップ力と相反する耐摩耗性能を高次元で両立させることで、高いコーナリング性能と摩耗ライフを追求している。

 さらに同日、スズキが4日に発表したスーパースポーツ「GSX―R1000/ABS」「GSX―R1000R」2017年モデルの新車装着用タイヤとして「BATTLAX RACING STREET(バトラックス・レーシング・ストリート)RS10」を納入すると発表した。

 同車両はスーパースポーツ「GSX―Rシリーズ」のフラッグシップモデルとして位置付けられており、同タイヤは車両の高い運動性能や操縦安定性能に貢献している。

 バトラックス・レーシング・ストリートRS10は、一般公道で使用できる同社のタイヤとして、スポーツ走行性能を追求した製品。ドライ路面でのグリップ性能を追求し、サーキット走行時のラップタイム短縮に貢献している。

 また操縦安定性を追求しており、ワインディングロード(多コーナー路)での快適な走行にも貢献する。

 10月21日には、川崎重工業が11月1日から発売するスポーツバイク「ニンジャ250・ABS・KRT・ウィンター・テスト・エディション」の新車装着用タイヤとして、「BATTLAX HYPERSPORT(バトラックス・ハイパースポーツ)S20」(Hレンジ)を納入すると発表した。

 同車両はレースで培った先進テクノロジーを搭載し、快適で上質な乗り味を追求しており、バトラックス・ハイパースポーツS20(Hレンジ)は、軽快なハンドリングと高いコーナリング性能に貢献している。なお、国内市場向けのニンジャ250としては初めてのラジアルタイヤ装着となる。

 バトラックス・ハイパースポーツS20(Hレンジ)は、一般公道走行向けの同社のタイヤとしては、スポーツ走行性能を追求した製品。世界最高峰のバイクレースで培われた技術を採用し、ハンドリング性能やグリップ性能、耐摩耗性の向上といったスポーツ走行に求められる性能を追求、スポーツライディングをメインにツーリングまでカバーする。

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