住友理工 上海の産業用ホース販売子会社、中国代理店会「共翔会」を発足

2016年11月04日

ゴムタイムス社

 住友理工の産業用ホース販売子会社、住理工化工産品(上海)有限公司(略称:SRK―IPS、中国・上海市)はこのほど、中国国内の代理店会「共翔会」を発足した。

 住友理工グループの産業用高圧ホースは、2004年に海外初の生産拠点として中国・合肥市に東海橡塑(合肥)有限公司(略称:TRFH)を設立、建機メーカーを主要顧客として事業規模を拡大してきた。

 2014年12月に設立したSRK―IPSは、建機補修市場を主体に市場全般への販売ネットワーク構築を進めている。今回、住友理工ブランド製品を販売する代理店が一堂に会し、新製品などに関する情報提供を行い、市場動向を共有化する場として、代理店会「共翔会」を発足した。

 第1回の代理店会は10月20日に安徽省合肥市内で開催され、中国全土より代理店28社44名が参加。TRFH工場を視察した後、ホテルで行われた総会では、「共翔会」発足の目的、中国市場の状況、新商品、サービス体制、新規開拓事例などが説明された。その後、懇親会を行い、親睦を深めた。

 代理店会には住友理工の西村義明会長兼CEO、内藤肇常務執行役員が参加。西村会長は「第1回の共翔会はあいにくの雨模様となったが、日本では『雨降って地固まる』ということわざがあり、この会も住友理工と代理店様の協力のもと、中国に根付いて強固な土台を築いていくことを望む」とあいさつした。続いて、内藤常務は「『共翔会』の片方の翼は代理店様、片方の翼は住友理工グループ。ともに協力し合いながら、中国市場で翔け上がることを期待する」と述べ、各代理店もより一層、住友理工製品への拡販意欲を高める機会となった。

 中国の市況は公共投資などの影響により底を脱した様相で、今後回復が見込まれている。同社は「共翔会」代理店の販売網を活用し、補修市場での売上拡大を図っていく方針。

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