【合成ゴム特集】旭化成 国内、海外3拠点で能増

2016年10月17日

ゴムタイムス社

 旭化成は同社の高機能ポリマー事業本部で省燃費型高性能タイヤ用スチレンブタジエン(S―SBR)及びBRの合成ゴム事業を展開している。同社のS-SBRは連続重合工法による耐摩耗性やグリップ性などをバランス良く達成。同業他社とは異なるプロセス、アプローチ面での優位性を活かし、変性効果をさらに高めた高性能シリカタイヤ向けS―SBRは世界でトップシェアを誇る。

 同社のS―SBRの生産体制は、国内では川崎工場(16万5000t。うち10万5000tがS―SBRとBRの生産能力、残りがTPE等)、大分工場(6万t。うち3万5000tがS―SBRとBRの生産能力、残りがTPE等)に14万t。海外生産能力はシンガポールの第一系列(5万t)に本年5月から商業生産を開始した第二系列(5万t)合わせ10万t。国内、海外を合わせた生産能力は24万t体制となる。

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