【祝辞】九州ゴム工業会 中島幹雄会長

2016年10月24日

ゴムタイムス社

 貴社発行のゴムタイムス紙が創刊70周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。

 戦後復興期の混沌とした時代から今日まで、先の見えない漆黒の海を進んで来たかのようなゴム産業界の灯台としての重責を担われてきたことに敬意を表します。

 九州の中小企業を取り巻く環境は非常に厳しく、われわれ九州ゴム工業会会員企業にとっても試練の日々が続きます。

 そのような中、当会が目指すところは、会員企業間はもちろんのこと、他地域のゴム工業会と連携を深めていくことで、知力を結集し、時代の流れを先んじて掴み取り、新しい技術あるいは新しい流通などのシステムを生み出すこと、つまり、イノベーションを創出することで社会へ貢献していくことであります。

 これが我々のレゾンデートル(存在理由)であると考えます。

 このことは容易なことではなく、まさに荒海の中を波にもまれても巻き込まれて沈まないようにもがく小舟のごときであると考えます。

 そこで、当会が貴紙に望むことは、これからも我々の灯台として暗黒の海に航路を照らす役割をこれからも担って頂くことです。

 創刊70周年を新たな出発点として、これまで以上に紙面を充実され、ますますご発展されますことを祈念しましてお祝いの言葉とさせて頂きます。

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