椿本チエイン 中国上海市に合弁会社を設立 マテハン事業拡大

2011年10月03日

ゴムタイムス社

 ㈱椿本チエイン(長勇社長)は、マテリアルハンドリングビジネスの中国拠点として、中国・上海小波機電科技有限公司との合弁会社「上海椿本物流系統設備有限公司」を設立し、10月1日より営業開始した。

 同社は、中期経営計画の重点課題の1つに、ボリュームゾーン「中国市場での事業拡大」を掲げている。マテハン事業では、これまで中国市場向けには自動車、鉄鋼、セメント、工作機械業界などに各種搬送システムを供給してきたが、今後は衣料品など日用品の需要拡大に伴う物流の自動化ニーズにも対応。日系アパレルメーカーや現地物流受託企業向けに、日本国内で自動仕分け装置「リニソート」を中心とした物流システムの販売拡大を図っていく。
 新会社は営業・エンジニアリング業務からスタートし、3年後を目処に製造、工事、メンテナンスサービスへと業務を広げていく。なお、新会社は9月2日に設立、資本金は100万ドルで同社が90%、現地企業が10%を出資した。2013年度には8億円の売上高を目指す。
 今回の新会社設立により、同社グループの中国拠点は11社(マテハン部門では5社)となった。

〈新会社の概要〉
▽会社名=上海椿本物流系統設備有限公司
▽所在地=上海市徐匯区東安路8号青松城大酒店601室
▽営業開始日=10月1日 (会社設立9月2日)
▽資本金=100万USドル (出資比率:椿本チエイン90%、上海小波10%)
▽従業員数=当初10名
▽事業内容=物流システムを中心とした各種搬送機械装置の販売、設計、エンジニアリング
▽売上計画=2013年度 8億円

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