ダウ・ケミカル 用済み樹脂の燃料化に成功

2011年06月13日

ゴムタイムス社

米ダウ・ケミカルはこのほど、リサイクルプラスチックを用いてエネルギーを生産する実証実験に成功したと、明らかにした。用済みプラスチックや再生プラスチックを埋め立て処分せずに、どの程度、燃料として再利用できるか、実証実験を行い、成功した。
同社の廃材燃焼用キルン(窯)で用済みプラスチック260㌔㌘を燃焼した結果、燃焼エネルギーの96%を回収できると分かった。回収エネルギーは天然ガス並みだった。
試験では、ダウの押出し成形実験施設で発生した用済み低密度ポリエチレンフィルムを使用。同フィルムは食品、生活用品の包装に供される。
実験は、用済みプラスチックが貴重なエネルギー源になり得るかどうか、最終的にダウの天然ガスや化石燃料の必要量を低減するための実証データの収集にあった。
大半の熱可塑性プラスチックは再処理が可能だが、複合製品のフレックスフィルムやコンテナーなどの用済み樹脂には、再処理困難なものがある。エネルギー回収と化学変換は、プラスチックのリサイクル手段をさらに推進し、補完できる。
米国は、用済み材から埋蔵エネルギーの再回収を進める多くの国に遅れをとっている。リサイクル樹脂に埋蔵されているエネルギー回収は、欧州で利用が進み、同社も推進すべきと考えている。

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