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三ツ星ベルトの4~6月期 海外堅調で営業益1割増加

2016年08月05日

ゴムタイムス社


 三ツ星ベルトの2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高が167億9100万円で前年同期比3・3%減、営業利益は22億4400万円で同10・4%増、経常利益は19億200万円で同22・5%減、四半期純利益は13億3400万円で同21・6%減となった。

 国内ベルト事業は、自動車用ベルトは補修用ベルトの売上高が前年同期並みに推移した。しかし、組み込みライン用は九州地区の震災による各自動車メーカーの生産調整の影響や、ベルト非装着車種の影響などから減少した。

 一般産業用ベルトは、農業用ベルトの販売が低調だったものの、射出成形機向けの大型タイミングベルトの拡販などから、前年同期並みの売上高となった。一方、OA機器用ベルトは、ユーザの輸出用需要の減少などから売上高は減少した。

 搬送ベルトは空港や物流センターなどの物流用途向けの売上高が増加し、合成樹脂素材は半導体・液晶製造装置向けの販売を中心に堅調に推移した。

 この結果、国内ベルト事業の売上高は66億1700万円で同2・5%減、営業利益は16億1200万円で同7・2%減となった。

 海外ベルト事業については、欧州では自動車用ベルトの売上高が前年同期並みに推移し、一般産業用ベルトはロシア向け需要の回復もあったことから、前年同期並みの売上高となった。

 米国では一般産業用ベルトの売上高が好調に推移したものの、自動車用ベルトは自動車やスノーモービル向け補修需要の落ち込みにより、全体の売上高は減少した。

 アジアでは中近東地域の市況悪化により、一般産業用ベルトの売上高が減少したが、自動車用ベルトは、東南アジアを中心に二輪車用や自動車補修用の売上高が増加した。 OA機器用ベルトは、日系ユーザー向けを中心に堅調に推移した。

 これらの結果、海外ベルト事業の売上高は、現地通貨ベースでは前年同期を上回ったが、為替が前年度に比べ円高で推移していることから、邦貨ベースでは減少。売上高は77億7700万円で同7・0%減、営業利益は9億3400万円で同6・9%増となった。

 建設資材事業では、建築部門は建設投資が低調だったことから売上高が減少したが、土木部門は廃棄物処分場関連の物件が寄与し、全体では売上高が増加した。

 これにより、建設資材事業の売上高は12億5400万円で同9・5%増、営業利益は6300万円で同91・0%増となった。

 エンジニアリング・ストラクチュラル・フォームやナノ粒子を応用した新製品、仕入商品などが含まれるその他の売上高は11億4200万円で同6・8%増、営業利益は1700万円で同0・4%減となった。

 通期の業績予想については当初予想から変更なく、売上高が660億円で前期比1・6%減、営業利益は66億円で同13・5%減、経常利益は67億円で同14・0%減、当期純利益は52億円で同8・6%減を見込んでいる。