ニッタの4~6月期 為替の影響などで減益 売上高は横ばい

2016年08月05日

ゴムタイムス社

 ニッタの2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高が160億2200万円で前年同期並み、営業利益は12億1400万円で前年同期比6・8%減、経常利益は24億6000万円で同16・5%減、四半期純利益は20億3500万円で同14・7%減となった。

 売上高については、国内は物流業界や半導体製造装置向けなどが堅調に推移。海外では、北米・南米で自動車業界や物流業界向けなどが堅調だったものの、アジア地区では建設機械の減産傾向が続き、前年並みとなった。

 営業利益は継続的な生産性改善効果はあるものの、中長期経営計画達成のための先行コストや為替の影響もあり減益。経常利益も持分法適用会社の業績が為替の影響などからやや低調となり、減益となった。

 通期の業績予想については当初予想から変更なく、売上高が645億円で前期比1・7%増、営業利益は42億円で同8・7%減、経常利益は100億円で同5・1%減、当期純利益は80億円で同5・7%減となっている。

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