16年1~6月のカーボンブラック品種別実績 ゴム用出荷量5%減

2016年08月08日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会がまとめた1~6月のカーボンブラック品種別実績によると、出荷量は27万7567tで前年同期比4・6%減となった。内訳は、ゴム用が25万8487t、同5・1%減、非ゴム用・その他は1万9080t、同3・5%増。生産量は全体で27万4510t、同5・2%減となった。

 ゴム用の国内出荷内容は、タイヤ向けが19万1779t、同7・7%減、一般向けは5万7105t、同0・8%増。

 輸出量は2万5220tで同9・3%増、輸入量は8万5019tで同10・9%減となった。

 カーボンブラックの主要需要先であり、出荷量の7割近くを占めるタイヤは、1~6月の生産が同6・6%減(JATMA調べ)となり、その生産減がカー黒出荷の伸び悩みにつながった。非タイヤでは、ゴム製履物は堅調に推移しているが、それ以外の主要品目は生産が減少しており、カー黒出荷全体を押し上げるには至らなかった。

 6月単月の出荷量は4万8059t、前年同月比1・7%減と、前年同月実績を前月の横ばいから下回った。

 6月の出荷内容は、タイヤ向けが3万3964t、同5・7%減、一般向けは1万16t、同2・3%減。非ゴム向けは3210t、同24・9%増となった。

 在庫量は6万707t、同8・8%減。在庫率は123%となった。

 なお、6月の輸入量は1万3833t、同6・1%増となり、4ヵ月ぶりに増加した。輸出量は4863t、同2・4%増となった。

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