東洋ゴム 「CSR報告書2016」発行 免震・防振ゴム問題を特集

2016年08月02日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は8月1日、同社グループの2015年度のCSR(企業の社会的責任)活動をまとめた「東洋ゴムグループCSR報告書2016」を発行したと発表した。

 同社グループは現在、昨年公表した免震ゴム問題・防振ゴム問題の再発防止策を着実に遂行するとともに、今年度を最終年度とする中期経営計画「中計’14」の基盤戦略に基づき、ESG(Environment;環境、Social;社会、Governance;企業統治)の取り組み強化を図っている。

 同報告書前半の特集ページでは、一連の問題の概要とその再発防止策、信頼回復に向けた取り組みを紹介。また、同社グループがCSR方針として定めた、7つの重点テーマに沿ってその活動内容を報告している。

 まずトップメッセージにより信頼回復を成し遂げ、「社会の期待を超えるCSR」を目指していく同社グループの決意を表明。次に、特集として一連の問題の概要と、再発防止策、信頼回復に向けた取り組みを報告。これらの推進責任者である経営層のメッセージのほか、同社グループの取り組みに対する、外部機関(第三者)によるコメントも掲載している。

 さらに、CSR活動内容として、CSR方針に定めた7つの重点テーマに沿って活動内容をとりまとめ、レポート。「製品・サービスの信頼と革新」「地球環境への貢献」「取引先との協働」「地域社会との共生」「安全で健康な職場づくり」「ガバナンス・コンプライアンスの強化」が掲載されている。

 体裁はA4版カラー、日本語、36ページ。また、ウェブサイト「CSRの取り組み」(日本語)では、冊子内容に加えて、さらに詳細な情報を8月末に掲載する予定だ。

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