フコクの4~6月期 円高響き減収減益

2016年08月01日

ゴムタイムス社

 フコクの2017年3月期第1四半期連結決算は、売上高が175億8700万円で前年同期比4・3%減、営業利益は8億3600万円で同28・8%減、経常利益は6億1500万円で同50・0%減、四半期純利益は4億1400万円で同47・7%減となった。

 同社グループの受注状況は、建機向けなどの伸び悩みが見られる中、自動車産業の堅調を背景に全体としては順調 に推移したが、円高基調による換算の影響もあり減収となった。

 損益面では、営業利益はグローバルの償却費増、タイでのホース事業の負荷などの影響もあって減益。そこに為替差損益が圧迫要因となった影響も加わり、経常利益は5割減となった。

 通期の連結業績予想については当初見通しから変更はなく、売上高が72億5000万円で前期比0・4%増、営業利益は33億円で同2・2%増、経常利益は35億円で同3・8%増、当期純利益は22億円で同11・7%増を見込んでいる。

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