日本タイヤリサイクル協会 伊藤嘉靖新理事長に聞く

2016年07月25日

ゴムタイムス社

 適正処理には適正価格が必要 「議論を尽くし、しっかり説明」

 協同組合日本タイヤリサイクル協会(JSRA)は、5月20日に開催した第24回通常総会において、新理事長に伊藤嘉靖氏(㈱イトウ)を選出した。06年に続き2度目の就任となる伊藤理事長に、抱負や課題への対応を尋ねた(一部、個別の案件については中野栄次顧問が回答)。

伊藤理事長

伊藤理事長

―就任の抱負を

 今年度、JSRA会員が抱える課題は重要なものばかりだ。理事会でよく議論し、定例会ではしっかり説明できるよう運営していきたい。

―昨年度の事業環境と新年度の具体的方針は

 前年度は、利用先での廃タイヤ使用は順調だったが、廃タイヤの発生がそれを上回り、中間処理後のカット品やチップ品の荷余り感が出た。原因として中国の経済停滞による中古タイヤの輸出減、更生

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