相模ゴム工業 人気の極薄避妊具を再発売

2016年06月07日

ゴムタイムス社

 相模ゴム工業(神奈川県厚木市、大跡一郎社長)は6日、昨年6月末に販売休止したコンドーム「サガミオリジナル001(ゼロゼロワン)」の全国販売を、今月から再開すると発表した。

 同製品は13年11月に世界で最初の最薄のコンドームとして発売。「薄さ」を求める消費者ニーズが高まる中で、同社はコンドームで史上初の 0・01ミ リ台の皮膜を実現した。

 発売当初は東京地区とインターネットのみで販売していたが、使用感の良さから予想を大きく上回る反響があり、品薄状態が続いたため、14年5月末で一度販売を休止した。その後生産ラインを整え、14年9月に全国販売を開始したものの、消費者の要望に応えることができる十分な供給量を確保できないと判断し、15年6月に再度発売を停止した。なお、販売休止中も、消費者から早期の販売再開を望む声がSNSを中心に拡散していた。

 同社は消費者の期待に沿えるよう、販売休止期間中に全社一丸で生産管理を見直し、安定生産の目途がたったため、全国販売を再開することを決定した。

 なお、同製品の特長については、薄さに加え、におわない、なめらかな表面がもたらすやさしい使用感、肌のぬくもりが瞬時に伝わる優れた熱伝導性「ぬくもり伝導性」などで、素材はゴムではなく、生体適合性の高いポリウレタンを使用。ポリウレタンはスポーツウェアの他、人工心臓ポンプ・人工血管カテーテルなど医療用の素材 としても使用されている。またタンパク質を含まないため「ゴムアレルギー・フリー」という特長も持っている。

全文:約640文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー