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朝日ラバー 決算説明会を開催 「『あるべき姿』に変わる年に」

2016年05月26日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーは5月26日、都内で2016年3月期決算説明会を開催し、渡邉陽一郎社長が決算内容と次期の見通し、および14年度にスタートした中期経営計画(V―1計画)の進捗状況について説明した。

 2016年3月期は、売上高が59億7600万円で前期比1・4%減。利益面では、前期に役員退職慰労引当金繰入額の計上等があったことから、営業利益は2億3700万円で同107・4%増、経常利益は2億3500万円で同92・8%増と減収増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は1億3100万円で同60・0%減。

 渡邉社長は「前期の特殊要因がなかったと仮定した場合、営業利益は同24・7%減、当期純利益は同30・3%減で各利益指標とも減益となった」と説明した。

 なお、設備投資は5億1900万円で、そのうち「ASACOLOR LED」増産設備が1億5800万円、マイクロ流体デバイス生産設備等で1億2600万円などが主な投資だった。

 売上実績を中期事業分野ごとに見ると、自動車分野は同7・2%増の37億4000万円、医療分野は同2・4%減の10億9500万円、ライフサイエンス分野は同1・6%増の3億9500万円、その他分野は同29・7%減の7億4400万円となった。

 自動車分野の主要製品「ASACOLOR LED」は、第2四半期から海外市場向け受注が薄型の新規製品を含めて増加し、売上高は同8・7%増の23億300万円となった。

 ライフサイエンス分野のスポーツ用ゴム製品では、主に卓球ラケット用ラバーで顧客の大幅な在庫調整により受注が減少したが、下半期から受注が戻ってきており、同6・6%減の3億1600万円となった。

 医療用ゴム製品では、医療機器分野でプレフィルドシリンジ用ガスケットの受注が堅調に推移したが、採血用・薬液混注用ゴム栓の新機種切替による受注調整により、同2・4%減の10億9500万円となった。

 その他分野のRFIDタグ用ゴム製品は、前期の大ヒット商品だったが、新タイプへの切替に伴う顧客の在庫調整が長引いたために売上が大幅に減少し、同54・4%減の3億400万円となった。渡邉社長は「後半戦から新タイプの投入もしており、在庫一掃が済んだことで徐々に受注は戻るだろう」と期待を寄せた。

 16年度の業績予想では、売上高62億円、同3・7%増、営業利益2億7100万円、同14・0%増、経常利益2億3000万円、同2・4%減、当期純利益1億5400万円、同17・0%増を見込んでいる。

 また、16年度は、中計「V―1計画」の最終年度にあたる。当初は数値目標を売上高80億円、営業利益8億円としていたが、ライフサイエンス分野のマイクロ流体デバイスの売上が、当初の見込みを大幅に下回る見通しとなったことから、同社は2月に下方修正した。

 渡邉社長は「今年は

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