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住友ゴムの1~3月期 減収も営業益は2桁増

2016年05月10日

ゴムタイムス社


 住友ゴム工業の2016年12月期第1四半期連結決算は、売上高が1826億5600万円で前年同期比1・4%減、営業利益は136億7800万円で同12・8%増、経常利益は126億2400万円で同5・1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は167億5100万円で同117・7%増となった。

 タイヤ事業については、国内市販用タイヤはダンロップブランドで長持ちする低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズ、特殊吸音スポンジ「サイレントコア」搭載の「ビューロVE303」「ル・マン4」の拡販に努めたが、国内市販市場全体では売上高が前年同期を下回った。

 国内新車用タイヤは、引き続き低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの納入拡大に努めたが、軽自動車税の増税影響が残ることなどから、自動車生産台数が前年同期を下回り、販売数量が減少したため、売上高は前年同期を下回った。

 海外市販用タイヤは、ロシアでは引き続き消費の冷え込みがあるものの、北米では景気の拡大により販売数量が増加したため、売上高は前年同期を上回った。

 海外新車用タイヤは、インドネシアで景気の停滞により販売数量が減少したが、中国では減税効果などにより販売数量が増加。欧米での納入が拡大したことなどもあり、売上高は前年同期を上回った。

 これらの結果、タイヤ事業の売上高は1571億1600万円で前年同期比1・0%減、営業利益は124億9800万円で同4・9%増となった。

 スポーツ事業については、国内のゴルフ用品市場では大きな飛距離性能に、ソフトで心地よいフィーリング、優れたアプローチスピン性能をプラスしたゴルフボール「ゼクシオUX―AERO」を3月に発売し、好調なスタートを切った。

 また、ゴルフクラブでは昨年12月に発売した「ゼクシオ・ナイン」が好調に推移したことにより、売上高は前年同期を上回った。

 海外のゴルフ用品市場については、欧州・韓国・南アフリカでは好調に推移したが、北米・中国では減収となったため、売上高は前年同期を下回った。

 そのほか、ウェルネス事業はマシンエリアに特化した24時間営業のコンパクトジム、ダンロップスポーツクラブ「ジム・スタイル24」の新規出店などの増販効果から前年同期を上回った。

 以上の結果、スポーツ事業の売上高は170億7900万円で前年同期比0・3%増、営業利益は8億5300万円(前年同期は2億4200万円の営業損失)となった。

 産業品他事業については、国内市場では公共投資が停滞したこともあり、インフラ商材の販売が低調に推移した。

 また、海外市場でも為替が円高で推移したことに加え、プリンター・コピー機用精密ゴム部品の販売も低調に推移した。

 これらの結果、産業品他事業の売上高は84億6100万円で前年同期比10・1%減、営業利益は3億2300万円で同28・1%減となった。

 通期の連結業績予想については、当初予想からの変更はなく、売上高が8600億円で前期比1・3%増、営業利益は800億円で同3・8%増、経常利益は770億円で同2・4%減、親会社株主に帰属する当期純利益は570億円で同2・1%増を見込んでいる。

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