ピレリ 「ドラゴン・スポーツ」をアジア太平洋市場に投入

2016年04月26日

ゴムタイムス社

 ピレリは4月19日、新しいUHP製品として「ドラゴン・スポーツ」をアジア太平洋(APAC)市場に投入したと発表した。

 同月から16サイズを販売し、今後、徐々にサイズ拡大を予定している。現在は、中型車向けのサイズレンジとなっている。

 同製品は、中型車オーナーの間で増えつつある、「安全・スポーティー」ブランドを求めるニーズに応えたもので、ドライ・ウェット両路面でスポーツ性能と安全性能を確保。あらゆる路面状況で安定性と安全性を提供するサマータイヤで、ドライビングの楽しさと、軽量化による低燃費も実現している。

 ドラゴン・スポーツには、独自の新世代ポリマー採用のUHP用コンパウンドが採用されている。これにより、転がり抵抗、スポーツドライビング、安全性のより良いバランスが確保され、特にウェット路面でのハンドリング性能が向上した。また、革新的な材料を使用することで、剛性感を損なうことなく軽量化を実現し、快適性も向上させた。

 スポーツドライビングと安全性能の向上は、よりスクエアな接地形状と、長寿命化のための摩耗の均一性の確保によって実現されており、軽量化は転がり抵抗の削減に寄与している。

 同製品はPゼロと同じテクノロジーで開発されたタイヤであると同時に、APACの市場特性から生まれるニーズにも対応している。外側のショルダー・リブはグリップ力を高め、横溝がトラクションとブレーキング性能を高めている。また、内側のショルダー・リブは、良好なレベルの転がり抵抗のため、熱の発生を回避しつつ、ブレーキ性能の最適化に寄与。縦方向の4本の溝が迅速な排水性を発揮し、ウェット路面での安全性を高めた。サイドウォールのドラゴンマークは、見た目に力強さを加えている。

 

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